人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「十日自負」の方ほかみなさんへ

 「時折アグレッシブだったり、時折硬い文章だったり、時折悲哀に満ちた言葉を放たれていたりする」とかブログ( 「十日自負」)に書かれたのでなにか書かずにおられなくなりました。
 舞台で幕がおり「アンコール! 」の呼びかけに応じるミュージシャンの気分です。このブロガーが書いているとおりなのですが、わたしは喜怒哀楽が激しいというか日替わりメニューで躁と鬱がalternateでやってきます。心療内科とか精神科にいけば間違いなくむつかしい病名がつくことでしょう。間違いありません。
 もう少し説明しますと東映東京撮影所の契約助監督だったころ大先輩の中島貞夫監督に伺ったことがあります。あの全国規模のヤクザ屋さん(東映の映画の題名にもなりました)の幹部の方と北海道を取材旅行なさったときのこと。「あの人たちといっしょにいると疲れるぜ。というのもさっきまでニコニコ話していたかと思ったら急に怒り出すんだよ。ほかの人と違って、恐いんだよ。しかも相手がなぜ怒りだしたのかこちらには分からない。気をつかうこと気をつかうこと」と話してくださったことがある。中島監督は組の大幹部の話をなさっていたのだがわたしは自分のことがどうしてバレたのだろうと聞いていて笑うどころか顔がこわばってしまったことを思い出す。映画監督はみなわたしのようなタイプの人間とは限りませんが、すくなくともわたしは映画を撮る以外にほかのことはぜったいと言っていいですがやれそうにないタイプの人間なのです。
 もう1つ。ネット映画講座について。
 誤解をされると困りますが、わたしが『小平次伝説(仮題)』をみなさんといっしょに映画にしたいと言っているのは企画をおしつけようとしてのことではありません。言いかえると『小平次伝説』をやりたくてわたしはこのブログを始めたのではないのです。ほんとうはみなさんから寄せられたオリジナル企画でおもしろそうなものを映画にするのが1番やってみたいことなのですが、これはいくらわたしにでも荷が勝ちすぎることなのです。
 と言うのも、ふくおか映画塾でも懲りたことなのですが自己主張の強い人、自己顕示の固まり(その割には中身がない。あ、失礼! )ばかりが集まってもいつまでも「気持ちが1つ」になりません。何ヶ月たってもその集団は「寄せ集め」。バラバラなままなのです。こういうのを「烏合の衆」と言います。なぜそうなるのかわたしにはいまだもって理解が行きかねるのですが、間違いなくそうなってしまうでしょう。それをまとめ上げる力などわたしにもないので、まず初めは「呼び水」が必要と考えているのです。
 何度も言いますが筒井康隆さんの『朝のガスパール』の方法を真似てブログでみなさんといっしょにシナリオが作られないものかとわたしは念じているのです。
 われこそはと思う方は怖がらずに是非フェンスを越えてこちら側まで。(まずはわたしのアドレスにメールを下さい)
by hiroto_yokoyama | 2004-09-10 17:32 | ネット映画講座
<< ネット上の「印象批評」を批評する 3回目のオフ会報告 >>