『五辨の椿』と『エレクトラ』

 この2作に共通しているのは、娘が母親を殺すお話し。
 わたしはこの2本の映画が好きだ。高校生のとき福岡市内の映画館で封切りで見た。
『エレクトラ』(ギリシャ悲劇、監督:マイケル・カコヤニス、1961年ギリシャ)は中州の宝塚会館にあったA.T.G.の劇場。『五辨の椿』(原作:山本周五郎、監督:野村芳太郎、1964年松竹)は福岡松竹(とっくに閉館)。
 気になって仕方がないので10年ほど前に原作も読んでみた。どうしてこんなにこだわるのか?
 街でよく娘と母親が買い物をするのを見る。わたしの妻も母親と仲がいい。たぶん嫉妬心からなのだろうが、ふとしたときに違和感を覚える。気持ちが悪いとさえ感じるときがある。これはいったい何なのだろう?
 川端康成の『千羽鶴』は娘が母親の死後その愛人と交流をもつ話だし、たしか立原正秋にも同じモチーフの小説があった。
 エレクトラ・コンプレックスは結局は娘が母親と男を奪い合うということなのだろうがエディプス・コンプレックスと何がどう関係するのか、しないのか? 父と息子、母と娘、娘と父親、息子と母親そして男と女は人類の永遠のテーマ。(古今東西、文学の80パーセントが男女の話だと何かの本で読んだことがある)こんなことを考えているとまた今晩も眠れなくなりそうだ。サド、マゾまで頭に思い浮かんできたから今晩は徹夜だ。
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by hiroto_yokoyama | 2004-09-21 21:43 | ブログ
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