司馬遼太郎『国盗り物語』をようやく読了

 やすみの2日目。古本屋で新田次郎『武田信玄』(文春文庫、全4冊)と森村誠一『異型(いけい)の白昼』(サンケイ)を買う。後者は文庫が九州の実家にもある。これで同書の古書を購入するのはたしか3度目。
 『国盗り物語』の4巻目は2月2日に新刊でもとめた。まだ読み終わっていないのに『武田信玄』を購入したやましさから夕方読み終えた。1冊の文庫を読むのに40日というのは時間のかけすぎ。読後感はそのつもりもはじめっからないが司馬遼太郎原作での映画化は無理だということ。金が集められないからではない。『トロイ』よりずっとつまらないものになるだろう。
 『卍』を撮ったとき脚本家の馬場当(あたる)氏が「原作で面白いところは全部すてないとつまらない映画になってしまうんだよ」とわたしに教えて下さった。氏の言葉が思い出される。小説『国盗り物語』はおもしろすぎる。まだ読んでいない方は是非お目通し下さい。
 信長を映画にするなら彼を主人公にしてはならない。光秀から描くというのもない。暗い映画になる。『信長公記』を原作にするのはもっとダメ。やはり島津義弘から信長を見るのがいいのか。秋山駿氏の『信長』をいっそのことベースに戦闘シーンのないスペクタクル映画を自分の小遣い銭でひとりで映像化するというのもあるのか。次回作のことをいろいろと考えるのがいちばん楽しい。
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by hiroto_yokoyama | 2005-03-27 22:25 | ブログ
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