『とめどなく密愛』(北沢拓也、徳間文庫)『望郷』『荒野の決闘』『バルカン超特急』

 『とめどなく密愛』のはじまりはなかなかいい(病気で死にかかった51歳の蒼平は哀れだ)。ポルノ小説特有の中だるみは仕方がないが、最後がダメ。
 「端なく濡れそぼった人妻の女の部分から、やわらかくなったおのがものを外し取った蒼平の脳裏に、海江田( 国会議員の「バンリ」じゃないです。注釈、横山)純子の美貌が、ふとよぎった――。」
 「蒼平」は逃げている。ぶよぶよの「人妻」から逃げている。「純子」のことなど思い浮かべてはいけないのだ。「やわらかくなったおのがもの」とはなんとも下品な! 北沢拓也という奴はどんなツラをしているのだろう? もう一人害毒垂れ流しの馬鹿な流行作家(週刊現代に連載していた。そいつの文庫本をわたしは何冊か買って読んでたいへん損した)がいるが名前が思い出せない。こいつはわたしは勿論北沢氏よりも遥かに劣った人間だ。
 500円DVD『望郷』は監督ジュリアン・デュヴィヴィエ(ラストが切ないので体調のいいときに見よう)。『荒野の決闘』はご存じジョン・フォード監督(たしかテーマ曲が有名)。『バルカン超特急』はヒッチコック。『トリュフォー/ヒチコック』(山田宏一訳、晶文社)という本をなんど読み直してもヒチコックという人がどんな人なのかわたしにはどうしても思い浮かばないのだ。都合2059円で文庫本1冊とDVD3本をなじみの本屋で買いました。
 あしたが早いのできょうはこれでもう寝ます。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-05 22:17 | ブログ
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