タクシー運転手をはじめて12ヶ月目

 57歳にして初めての社員旅行。これまで食べたことのない御馳走を食べ温泉につかっていたら感激で涙が出かかった。体重をはかると3キロも増えている。けさ(9月6日)は久しぶりに700メートルほどを20数分かけて泳いだ。
 昨年9月15日にハローワークの紹介で自宅から3.8キロのところにあるタクシー会社の面接をうけたらすぐに採用になる。1ヶ月後の社内ソフトボール大会に参加して出塁したときは生きていてよかったという実感がこみあげてきてひそかに涙をこらえた。職業に貴賤はないと言うがこれはウソ。道路工事の交通整理の棒ふり仕事かタクシー運転手が現代の最低の仕事なのではないだろうか。動物の皮にまつわる仕事はいまや花形。隠坊(火葬場で死体を火葬する職業の人。「新明解国語辞典 第六版」より)やゴミ屋は生活がもっとも安定している。タクシー運転手の年収はNHKの報道によると全国平均より270万円も少ないらしい。それでも自信をもって誇りを失わずに「ワッパ(ハンドル)回し」をやっている人間がいることを知ってわたしは嬉しい。
 組合大会が18日にある。新執行部として信認されたのはH.I.氏ひとり。彼はいまだに書記長、副委員長2名を決めきれないでいる(彼には人望がなくてなり手がないのだ)。タクシー運転手の地位の向上のためにも2年目にはいるわたしは大会で騒ぐ必要があるといま考えている。あと3年はガンの再発を心配しないとならないらしい。逆に3年もあれば撮りたい映画のシナリオが数本は書ける。定年まであと2年半あるタクシー運転手をしながらじっくりとわが内なる映画を模索できる。あす、あさってとタクシーに乗る。同じ車なら洗車しないで済むので楽なのだが違う車に乗りかえないとならない。ノルマを気にせず焦らずにぼちぼちとやっていける自信が1年目にしてやっとついた。
 NHKBS2で成瀬巳喜男の『妻』が始まった。中日―阪神戦はあの出っ歯の井川が打たれて5-0。ともに見る気持になれない。こんばんはこれで寝ることにする。
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by hiroto_yokoyama | 2005-09-06 20:31 | ブログ
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