作家・佐藤愛子さんの記事に励まされた

 讀賣新聞10月29日の夕刊4面。
「あの時の私」副題は「この男といたら共倒れ」別れて書く 死ぬ気で決めた
 新聞をめくっていると「再婚した夫が倒産したいきさつを書いた『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を受賞しましたので…」が目にはいった。受賞当時本屋の店内でしきりに宣伝のテープが流れていた。それを聴いたとき「あ、いいタイトルだな」と思ったきりで佐藤さんの小説は1冊も読んだことがない。
 インタビューの最後。
今の時代、何かあると分析する手合いが出てくるんですが、そうすると当事者が自分自身と向き合わないで済むんですね。ニートや引きこもりの問題にしても、昔の親みたいに頭ごなしに「能なし!」と否定されれば、反発して何とかなろうという気になるんじゃないですか? 世の中のせい、親のせい、学校のせいだと言う人がいるものだから、奮い立つ気持ちが起きないんじゃないか。
 私にしても、離婚は生きるか死ぬかの決断でしたし、文学を志すのも野垂れ死に覚悟でした。人間を変えるのは、苦しい体験です。私はいろんな体験から逃げなかったお陰で、人を見る目が養われた気がします
。」
 佐藤さんと言えばあの故・川上宗薫が信頼していたとなにかで読んだことがある。『戦いすんで日が暮れて』が文庫に入っていないかと本屋で見たが探し出せなかった。図書館で借りるしかないか。
 佐藤さんのインタビューの聞き手は西田朋子さんという人。記事の全部がとても興味深いのでみなさんも読んでみたらいかがでしょうか。
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by hiroto_yokoyama | 2005-11-01 18:37 | ブログ
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