わが国では映画監督に著作権がない

 何年ぶりかに映画監督協会に行った。
 「自給自邸展」を見にいくつもりだったがあさ目が覚めるともう一人のわたしが「そんなことをしている場合か。その前にやることがあるだろう」と言った。
 恥をさらすが、わたしは監督協会の会費月3000円をここ4、5年間滞納している。未納のままなら年内には退会させられる。何のメリットもない協会など20万円超の未払い会費を踏みたおしてやめてしまおうかなどとうしろむきの気分がないでもなかったが「いやいや、それではいけない。タクシー運転手は副業、映画監督が本業のつもりなら会費ぐらいは払えよ」という心の声がする。
 予定を変更して渋谷円山町に何年かまえに移った事務局にはじめて顔を出す。N事務局長とは来年1月からタクシー会社を定年になるまでの間に毎月少しずつ滞納分を支払うということで円満に話がついた。これでわたしは協同組合日本映画監督協会の1員に戻ることができたのだ。
 さ、そこで見出しに書いた著作権問題だが、戦前には監督にはちゃんと著作権があったのになぜ戦後は法律から落ちてしまったのか? 映画監督の著作権の確立を果たせずになにが監督協会だ。そんな不満が胸のそこに溜まっていたが監督協会は著作権復権へむけて映画を作る準備をはじめたとN氏から聞いた。よし、それならいい。わたしも遅ればせながら陰でこの映画を支援することを決めて事務局をあとにした。
 京橋で「自給自邸展」を見たが自分で自分の家を建てるエネルギーがわたしに残っているなら家などではなく自分の映画がわけなく撮れるはず。映画を撮って家も建てる。齢(よわい)60すぎまで生きられるならそんなことでも夢見ようではないか。
[PR]
by hiroto_yokoyama | 2005-11-07 17:41 | ブログ
<< NHKの空とぼけ あすの予定 >>