テレビを見ていて不思議でならないのはプールで死んだ子の親がなぜ手記を発表するのかわたしにはどうしても分からない。福岡市の職員に酔っぱらい運転で子どもを3人も殺されたご夫婦をたいへん気の毒に思う。わたしがこの職員の父親なら被害者の哀れな親がこの馬鹿をあやめる前にためらわずわが息子をぶっ殺すのだが。どうでもいいがオリンピックの候補地がすんなり東京に決まったのはこのあきれ果てた事件と関係があるのではないかと想像する。
先週さいたま支局のぺぇぺぇの新聞記者T.(あるいはA.か)Y.を例の放火事件の取材で吉川警察に連れて行った。このアホには驚いた。「事件があったので吉川警察のある吉川市までお願いします」と乗ってきたはいいが行儀がきわめて悪い。わたしもこのとき知ったのだが吉川警察は吉川市ではなく三郷市にある。吉川には2つしかない交番をうろうろしながら新米記者はわたしをせっつく。半分は自分にも責任があるのに人のせいにする。汗をかきかき三郷の警察にたどり着いた。 数社の若造記者たちがタクシーで吉川警察にきていた。メーターはむろん倒しっぱなし。わたしも会社に確認してそのままにしていた。数字がどんどんあがってわたしはほくほく。さいたま支局の馬鹿記者は1時間以上たって車に戻ってきたが乗り込むなり「アレッ、メーター倒しっぱなしだったんですか! 」と文句を言う。わたしはカッときて「ほかの新聞社の人を連れてきたタクシーはみなそうしてますよ。わたしたちも仕事ですからね(ボランティアだと思っているんじゃないだろうなというニュアンスをこめた)」と言ったら安物のかまぼこ指輪を光らせながらこの新婚の支局員は黙った。 「さいたま支局、知っていますか」とぬかすから知らないと言ったら今度はえらく素直に道案内。メーターは約2万円を指している。自分ではエリートの男前、勝ち組と勘違いしているちんぴら記者は降りるときチケットにもそもそとその数字を記入した。 車庫にもどり洗車していると「力水」とかなんとかいう飲料水のペットボトルが後部座席の床に落ちていた。あの新聞記者がわきまえもなくゴミを置いていったのだ。常識のない野郎だ。テレビも新聞もこのレベルの奴が報道している。何にも知らない庶民はいい加減なニュースでしかこの世の中のこと、社会や世界を知るしかないのだ。 奈良でおきた放火事件。埼玉でおきた放火事件。似た事件が頻発する。犯人の親(被害者でもあり被害者の親でもある)はどこでどんな面をさげて生きているのか。わたしには想像がつかない。
by hiroto_yokoyama
| 2006-08-31 20:28
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