吉本隆明氏の真似をするのがいいのではないか

 この歳になって誰かの真似をするなどとはおっぱずかしい(恥ずかしい)が本屋でムックを見ていたら吉本隆明氏の団子坂近くのお宅の書斎があった。立読みなのでじっくり観察したり読んだり出来なかった。改めてムックを見に行ったらもうなかった。
 部屋で氏の『遺書』という本を見ていたら中上健次のことが書いてあった。最後のところ。「中上健次はユニークな作家にとどまったと思います」とある。賛成。わたしは『異族』という高い本を買ったが転居の時ためらわずに古本屋に売っぱらった。吉本氏の本の小見出しに「中上健次は「知識」を殺す方法を知っていたのに、殺せなかった。」とあるが、なるほどなと思う。
 吉本隆明の書斎などを真似てはいけない。氏のなさり方みたいなものを我身に引きよせて身の丈にあったやり方、例えば大きな拡大鏡で一字一句書きこんでいる書斎での氏の姿を見ることが出来たが、拡大鏡を買ってきたりなどせず、よく考えて悔いのない地道な行動をとりつづけることだ。
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by hiroto_yokoyama | 2007-05-19 10:24 | ブログ
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