きのうきょうで短編3つ

 菊池寬『身投げ救助業』。新聞の紹介で是非読んでみたくなり新刊の短編集をわざわざ買い大変興味深かく思ったのがもう10年以上前。この分厚い短編集は転居のときに売っ払ってしまっている。きのうなにげなく小田切進編『明治・大正 日本の短編小説』(潮文庫)を手にしたらなんと『身投げ救助業』が収録されてあるではないか。再読してみた。前に読んだときよりさらに魅力を感じる。
 自殺者3万人超を20パーセント減らすなどと政府はいきまいているが誰も信じてはいないのではないか。関係者はこの作品を読んでみるといい。できれば教科書に載せると自殺者がもしかすると減るかも知れない。そんな気になる傑作短編。
 きょうは森鷗外『大塩平八郎』、谷崎潤一郎『小さな王国』をつづけて読んだ。解説を見ると3作とも大正時代の作品。みな古びていない。『小さな王国』はいまでも新しい。学校の教師だけではなく心ある親にも一読をすすめる。
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by hiroto_yokoyama | 2007-06-09 21:53 | ブログ
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