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雷蔵の映画3本

 伊藤大輔監督『弁天小僧』、衣笠貞之助監督『かげろう絵図』、池広一夫監督『沓掛時次郞』と市川雷蔵主演の映画を3本たてつづけに見た。一番心を動かされたのは『沓掛時次郞』。名をなんと言うのかも知らないが子役がいい。ラストシーンなど涙が出そうになった。『雷蔵、雷蔵を語る』(飛鳥新社)という本の158ページから引用させて貰う。
……もう一つは、大映京都でも優秀な池広一夫という若い新人監督のできたことで、私はこの監督と『沓掛時次郞』『かげろう侍』『花の兄弟』と三本の仕事をしました。仕事をしていながらこれまでに味わったことのない、本当の意味での同志的な共感を満喫することができてこれほど嬉しいことはありませんでした。池ちゃんとのコンビでなければ作れない味を、今後も大いに出してゆきたいという大きな楽しみが湧いてきたからです。…… 
 『ひとり狼』などは雷蔵と池広一夫監督のコンビならではの映画だと思う。
by hiroto_yokoyama | 2008-02-29 17:24 | 映画
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