野口武彦著『井伊直弼の首』を購入した

 わたしは数年来『大隈重信の脚』というタイトルでなにか書けないかとひそかに研究している。ブログにこんなことを書くのは損(ずるい人間がタイトルを盗むかも知れない)するかも知れないが『井伊直弼の首』という興味深い本が出たのを知って誰かが『大隈重信の脚』を書いてもいいと思った。
 さっそく本屋にはしり上記の本を手にしたが『幕末バトル・ロワイヤル』という副題かなにか分からないものが表紙に印刷してあるのを知ってがっかりした。軽いではないか。『バトル・ロワイヤル』は小説にあり故・深作欣二監督が映画にし、その愚かな息子までもが撮っている。野口武彦ともあろう人(わたしはこの人のことをまったく知らないが昭和十二年のお生まれだそうなので長幼の序ありで、こう書く)が週刊誌の編集者の薦めか何か知らないが読者に媚びすぎではないか。井伊大老暗殺のくだりを読んだがやはりたいへん勉強になる。
 中島貞夫監督に『日本暗殺秘録』という名作がある。わたしは若いころ封切りで見た記憶がある。儲かると思えば著作権も何も蹂躙しまくってDVDにする東映だがさすが暗殺秘録ともなると何がとびだすか(反響というかどんな訴えが裁判所に出されるか見当がつかないのだろう)予想がつかず怖がってDVD化の予定すらなさそうだ。残念。
 『井伊直弼の首』というタイトルだけで買ってしまったがわたしは損はしなかったと確信している。停年をむかえて暇な人たちはこの本を図書館ででも借りて勉強してはいかがですか。
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by hiroto_yokoyama | 2008-03-24 06:08 | ブログ
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