増村保造監督『氾濫』(原作:伊藤整)

 若尾文子が出演しているのでDVDを借りたが映画としては凡庸。東大をご卒業になりイタリアにも留学なさった(たぶんチネチッタ)。キネマ旬報ですぐれた黑澤明論もお書きになった増村保造監督。
 最晩年の『この子の七つのお祝いに』(だったと思う)の試写会で舞台挨拶をなさるのを座席から見たのが増村監督をお見かけしたはじめで最後。関係者のはなしで撮影中もお酒を召し上がり現場がたいへんだったというようなことを聞いた覚えがある。
 まだ数本(若尾文子主演『青空娘』はもう借りてある)増村監督の映画を拝見するつもりだが監督作品だからと言うより監督が現場でどのように俳優に芝居をつけられたのかをあれこれと想像してみたいからである。
 わたしはいままで大映の超エリート監督増村保造の作品を見て(ことし『清作の妻』も見たが)驚いたことがまだ1度もない。
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by hiroto_yokoyama | 2008-04-30 05:05 | 映画
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