山本周五郞の短篇ふたつ

 『嘘アつかねえ』『寒橋(さむさばし)』を読んだ。還暦を迎えて枯れかかっているせいだろう。周五郞の良さというかしみじみとした味わいがわたしのような者にも理解できるような気がしてきた。去年でもおとどしでも同じものを読みかけても恐らく途中で放りなげていたに違いない。クラシカル・ミュージックといい山本周五郞の市井の物語といいわたしなりの落ち着きが身につき始めているようでなにやら嬉しい。この調子で死ぬまで低く低く腰をすえて生きていきたいものである。
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by hiroto_yokoyama | 2008-08-25 17:52 | ブログ
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