同世代の映画監督が死んだ

 新聞を見ていると59歳の映画監督が脳溢血で死んだ、と知った。この人の映画は1本も見ていないし顔をあわせたこともたぶんないので、あ、そうかという感慨しかわかない。わたしは心筋梗塞で救急車で運ばれたが死ななかった。歎異抄によれば煩悩をしっかりかかえているわたしのようなものからすればわたしは「運がよかった」ということになるのだろうか。
 19日の未明に死んだとかいうこの監督はわたしなどとは違って煩悩などというものに惑わされることなく往生を遂げられたものと信じたい。映画をいっぱい撮って早く死ぬ監督。5本しか撮ることができなくてとっくに世間から忘れ去られたけれどタクシー運転手などやって細々とその日ぐらしをつづけている、いまや自称の映画監督。世の中は皮肉なものだなぁ。
 タクシー乗務を再開して丸三月が昨晩終了。あと三ヶ月すればことしは終るが低賃金にくじけず寿命のあるかぎり内なる映画を見据えながらとぼとぼと行けるところまで行ってみようというのが今の心境。
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by hiroto_yokoyama | 2008-09-20 06:50 | ブログ
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