胃癌の手術から丸5年が経過した

 きのうはタクシー乗務しめの日だった。いつものように午睡をして目が覚めてふと気づいた。あ、そう言えば5年前のきょう福岡の浜の町病院で胃の手術を受けたのではなかったか。7時間にもおよぶ大手術だったと妻から聞いたのは翌日だった。あれから丸5年がたったのだ。感無量。
 手術の半年後わたしは尾羽打ち枯らしたように浦和の妻と子のいる家にもどりその秋からバードタクシー(仮名)の運転手をはじめた。1年とちょっとで無理がたたって心筋梗塞で死にかかった。
 5年を振り返ってみるとまず思い浮かぶのはこのこと。
 還暦を迎えたいま心臓のことも胃のこともすっかり忘れて活動できることがなんだか嘘のようだ。気負わず内なる撮りたい映画をまさぐろう。
 タクシーの日報の写しを見ていると先月の21日は日曜日で仕事はじめの日。NHKFMでシベリウスのフィンランディア Finlandia op.26を聴いてメモをとっている。さっそく図書館からCDを借りてiPodにいれたりなにかして何度となく聴いた。映画を模索しようとおもいつつ道草ばかりくっている。締切りがないのがいけないのだ。いやいけなくはない。これでいい。道草ばかりでこのまま死んでしまえばそれはそれでいい。焦らず好き勝手に余生を生きよう。拾った命なので一瞬一瞬を炊きあがったごはんの米粒がたつように輝かせたいとまだ欲をかいているわたしなのですよ。
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by hiroto_yokoyama | 2008-10-21 10:46 | ブログ
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