所詮わたしとは無縁な趣味人たち

 わたしは、わたしの方から親しく声をかけてみることがときどきある(最近はその回数もめっきり減った)。すると次にその人に会ったときには互いによく理解し合えてもいないのに100年の知己でもあるかのごとく向こうから「どう、元気? 仕事がんばってる」などとなれなれしく口をきいてくる輩が嫌いだ。
 趣味人倶楽部とかいういかがわしいSNSに首をつっこもうとしたのは間違いだった。しょせんは趣味的に人生を生きてきてたぶん最期まで遊び半分の連中。関わろうとしたわたしが甘かった。
 わたしは奔放不羈に生きてきたしこれからも死ぬまで他からの束縛を受けることは
拒否する。そうすることで多少ではあるが怪我もしてきたしこれから先、大怪我をすることがあるかも知れない。でも死ぬことはなかったし勝手きままに生きていこうとして殺されるならそれはそれで致し方のないことだ。
 数ヶ月前タクシー乗務をしていてこんなことがあった。50前の器量の悪い女が車のついた例の旅行バッグをさげて車に乗り込んできた。わたしは穏やかに行き先を聞いたがこの女、横柄に「原山!」と言うだけ。交差点にさしかかったのでわたしは「左に行っても原山、右に行っても原山ですが」と困惑をしめした。するとこのブス「ナビついてんでしょ?」。「ええ、ついていますが行き先をセットしないことには」とわたし。「ええと、なんとか在家。待てよ」とようやく地図を取り出して見はじめた。「あ、坊の在家」と信号の手前に車を停めてヤキモキしているわたしにこのデブ女が横着な声音で言うので「それを早く言ってくれればいいのに」と独りごちると後ろから「ひとこと多いんだョ」だって。
 わたしはカッときた。後ろを振り向いて「降りろ!」と言って後部ドアを開けた。このババァも負けてはいない。「乗せたところへ連れていけ」と言う。そりゃそうだわなとわたしも得心して車を交差点でUターン。数十メートルほど離れているタクシー乗り場に戻った。このクソ女が叫ぶこと叫ぶこと。「この野郎! 後悔するぞ!」わたしは数ヶ月たったいまでも後悔してなどいない。
 負け女の遠吠えの一幕でした。わたしの奔放不羈というのはこの程度のことです。
また同じような場面に出くわせばわたしは判で押したような行動を取ることでしょう。ある種の人間どもにはわたしは全く可愛くない奴に見えるでしょうね。腹のなかで「あいつ死にゃいい」と思われていることは間違いない。
 この記事を載せたあとわたしはシュミートクラブを脱会する手続きをしようと思う。
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by hiroto_yokoyama | 2008-11-29 10:19 | ブログ
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