吐血と下血で救急車

 わたしはやはり強運だ。12月1日の朝、タクシー業務の途中に帰宅するなりトイレに駆け込んだ。下からはタール便、上からはどす黒い血。出るわ出るわ。卒倒しそうになった。女房に救急車を呼ばせた。たまたま家にいた二男にはこれっきりもう家には戻れないかも知れないので弊ブログのたたみ方を確認して場合によってはクローズするように頼んで救急車に乗り込んだ。
 3日がたって無事にわが家に戻ることができてほっとしている。若い先生の診断は「マロリー・ワイス症候群」というものらしい。嘔吐のときのあの「おえーッ」というので胃と食道のつなぎめが裂けたのだそうだ。そんな病気があるとは知らなかったのでまたひとつ利口になったような気がしている。
 看護師の詰め所前のロビーにおいてあった鶴見祐輔『バイロン』(潮文庫)を暇つぶしに手にとったらおもしろいことおもしろいこと(興味深いという意味。吉本興業のおかしさではない)。老眼のわたしには鶴見祐輔ではなく俊輔と読めたので、俊輔氏のつもりで読了した。文章がうますぎて却って嘘っぽいなと感じたので読み終わってよくよく文庫の背とか表紙を見てみると俊輔ではなく祐輔とある。あっ、これは失礼した、で、祐輔っていったいだれだ。俊輔氏の弟さんか? いや昭和10年に書かれたのだからそんな訳はない。いまネットで確認してみたら弟さんなどではなくてお父さんだと知れた。わたしって不勉強ですね。でもまたひとつ勉強になりました。
 わたしはやることがあるのでまだ神様に生かして貰っているのだと考えている。あとどのくらい生きるのか神のみぞ知る、ではあるが寿命のあるかぎり目標に向かいたい。暢気に構えずに急がないとならない気にいまはなっている。
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by hiroto_yokoyama | 2008-12-04 13:35 | ブログ
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