ラフカディオ・ハーン『日本の面影』(田代三千稔訳、角川文庫)

 わたしはたいへん猫が好きである。家でオス(右の写真の大きい方)とメスの2匹を飼っている。猫のひたいほどの広さ(狭さ)の庭で2匹の野良猫(ともにメス)に餌を毎日やるのでこれも飼っていることになるのだろうからわたしは4匹の猫に面倒を見られていることになる。みなかわいい。
 で、ハーン『日本の面影』を古本屋で買った理由をいおう。この本の214ページは「病理上のこと」という短文。店内でページを開いたらここが目に入った。書き出しのところを引用する。
 わたしはたいへん猫が好きである。そして洋の東西にわたって、いろいろな土地でいろいろな時に飼っていたさまざまな猫について、大部な書物が書けるだろうと思う。だが、これは猫の本ではなくて、わたしはただ心理的な理由から、タマ(猫の名前、横山)のことを書いているのである。タマはわたしの椅子のそばに寝て一種独特な鳴き声をだしているが、それを聞くと妙にほろりとさせられる。……
 猫好きが読むとあとが気になって仕方がなくなるはずだ。それでこの古本を買って家に帰ってすぐに読んだ。ちょっとかわいそうな話なのでもしこの拙ブログを読んでいるあなたが猫が好きなら後を読むことをわたしはすすめない。
 ゆっくり時間をかけて(表の野良をじらしにじらして)いま餌をやり終えてわたしはとても元気が出てきた。とくにクロ(野良の名前。もう一匹は花子)が怖がってなかなか室内に入って食べようとしないのが気にくわないのだがきょうは素直に、というかきのうから1日半意地悪して餌を与えなかったことが効いて、あきらめたのか(空腹のあまりという方が正確)あしばやに部屋のなかの餌に向かったのが気分がいい。クロの好きな牛乳までご馳走してやった次第なのです。
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by hiroto_yokoyama | 2008-12-08 09:20 | ブログ
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