黒岩重吾『「日出づる処の天子」は謀略か ──東アジアと聖徳太子』(集英社新書)

 ブログの「レポート」というところを開いた。なにげなく「記事数」を見ると888。ラッキーセブンならぬラッキーエイト。末広がり。縁起がいいのでもうひとつ書くことにした。
 見出しの本は例の古本屋チェーンでこれも105円。わたしは105円が好きなのだ。若い馬鹿な店員が従来のむかしからの古本屋などでは間違ってもつけない安い値をつける。これは889番目のつたない記事です。
 わたしはもう亡くなってしまったが黒岩重吾の古代史研究を信用している。学者の無難な説よりよほど興味深い。(松本清張と同じ)
 氏が『日本書紀』を読み直した(と氏自身が言っている)頃以降に書かれたものにはつとめて目を通すことにしている。そんなことから岩波ワイド版『日本書紀』全5巻は万年床の脇に置いているがときどき起き上がるとき蹴飛ばしたりして邪魔になることがある。それでも押し入れにしまいきれないのは氏の本を読んだりしてすぐに開かないとならないからなのだ。
 「謀略か」というのはすこし大げさかなとはじめ思ったが読み終わると納得。櫻井よしこという十二単に似合いそうな髪型のおばさんを思い出してしまう。巻末に「情報戦に弱い日本──あとがきにかえて」から引用。
……(謀略説を)最初に発表したのは、平成九年、航空自衛隊幹部候補生学校で行った講演会だった。もちろん本書は、それを更に深め、拡げている。……
 わたしにはとても興味深くありました。どうです? この本を読んでみたくなりませんか。
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by hiroto_yokoyama | 2009-11-02 07:49 | ブログ
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