篠田節子大先生のお言葉

 もしかしたら映画にできないだろうかというスケベェ心から篠田先生の『仮想儀礼』という上・下巻大部の小説を読んでみた。そんなことから毎日新聞16面「男子禁制!! ロッカールーム」第22回を見た。とても感心したところを引用させていただきます。
……ちまたに失業者のあふれている昨今、文化、芸術、学問の分野で儲けることにも、反対にそれに金を使うことにも、世間の視線は冷ややかだ。しかし最低限の原資がなければ、金の卵を産む鶏は生きて活動できない。将来的に日本沈没を免れる唯一の手段は知財立国かもしれず、その土台と骨組みに不可欠なのは、当面役にも立たなそうな、基礎学問、芸術、文化の絡みあった鉄筋なのではなかろうか。……
 おっしゃるとおり。そのとおり。わたしはその前にもっと大事なことがあると言いたい。前総理大臣麻生太郞氏が「幼稚園児をしつける前にそのお母さんたちを教育し直さないとならない」と保母さん相手の講演会だと勘違いして当の馬鹿ママ本人たちが大勢いる前でのたもうて顰蹙をかったことがあった。わたしは前総理の言葉をよしとする。大賛成。知財がどうのこうのと言うならずっとその手前で行儀作法を国民一人一人にたたき込むことの方が焦眉の急だと痛感している。もっと言えば国民皆兵! 徴兵制をしいてお馬鹿な若者男女全員を軍隊で1年いや半年でもいいから鍛え直すこと。戦争さえしなければいいのだから右傾化などと恐れずどうしてもここに一歩踏み込まなければ日本のあすはないと確信するものであります。言っちゃた!
 蛇足(だそく)をひとつ。
 篠田先生のお言葉から(先に引用した文の少し前)
……(印税について言ったあと)そのあたりの事情は私たち小説家も同様で、普通は1冊書いて、印税は100万円前後。まさかと思うかもしれないが、取材時間など含めると時給はコンビニの店員よりも安くなる。
 読んで笑ってしまった。わたしはJR浦和駅東口でアホなタクシー運転手を相手にしきりにこの賤業の「時給はコンビニの店員よりも安」いと言っていた。篠田先生とわたしの違いは「コンビニの店員より安い」と言って仕事をやめたか物書き業にしがみついて留まるかのチガイなのだ。芥川賞か直木賞か知らないが三文文士が偉そうにヌかすな。篠田先生ちょっと自分がズレているという自覚はおありかな?
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by hiroto_yokoyama | 2010-02-06 08:39 | ブログ
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