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『タクシードライバーほど面白い商売はない』他5冊を買う

 数日まえ妻が本屋で面白いタイトルの本を見つけた。それがタイトルに書いた本。
 もう1冊。『システム手帳新入門! 』(舘神龍彦・岩波アクティブ新書126)。この2冊を行きつけの本屋で購入。
 たぶん双子の無愛想な親爺(わたしの歳に近いはず)の経営しているいつもの古本屋で以下の4冊(1冊100円。計400円)をもとめた。
 新潮日本文学51『阿川弘之』(『山本五十六』が収録されている)
 『アカシアの大連』清岡卓行(講談社)
 『駒田信二の小説教室』野島千恵子(文藝春秋)
 アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』西川正身訳(岩波書店)
 『タクシードライバーほど面白い商売はない』(東洋経済新報社)は「……事故もなく、違反もなく、こうして無事に帰って来たことに対して、誰かの言葉じゃないけれど、「自分を誉(ほ)めてやりたい気がする」から不思議だ……」などと表現が軽いところが少なからず目立つが著者の中嶋浩という人は1947年生まれだからわたしとたぶん同じ学年(わたしは1948年・昭和23年3月16日生まれ)のはず。興味深く読み始めた。
 剣が峰の3日を過ぎた。あすまた早朝からタクシーに乗る。あさっては九州に胃の検査に行く。もどるのは12月4日土曜日の夕方。ガンが再発していないかぎり、このブログは続きますので、ときどき覗いてみて下さい。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-29 21:42 | ブログ

あすから3日間が剣が峰

 剣が峰(けんがみね)広辞苑には「②相撲で、土俵のたわら。また、そこに足がかかって後がない状態をいう」とある。
 なにをおおげさなとお思いになるでしょうが、繊細なかぼそい神経のわたしはあすからのタクシー乗務がまっとうできないようでは歳が越せないというプレッシャーに押しつぶされそうです。その圧迫感から逃れるためにはつぎは何を読もうか、本のことを考えるのがいちばんいいのです。
 秋山駿氏が『信長』の中でしきりに引用なさっている『プルターク英雄伝』がいいか、大佛次郎『天皇の世紀』にしようか。それとも吉村昭氏の『彰義隊』にちなんで有吉佐和子『和宮さまお留め』(タイトルの字が違うかも知れない。古本屋で買ったものがあったはずだが引っ越しのときになくしてしまったのだろうか)にしようか。
 昨晩からジョン・ノーブル・ウィルフォードという人の『地図を作った人びと』を押し入れから引っ張り出したのだが、4分の1ほどで何年も前から読み進めていない。また放り出してしまうのだろうか。いっそのことドストエフスキーに挑戦してみるか。しかしあのカタカナのややこしい名前で何度も挫折したので、三月(みつき)ほど金と体力がもつ見通しのないところで近づくのはあまりにも危険すぎる。
 あ、「祇園精舎の鐘のこゑ、諸行無常のひびきあり」(このあと3行だけは暗記している。これは「自慢」です)『平家物語』を読むつもりで枕のよこに置いていた。あれこれ思いめぐらすだけで明日からに備えてきょうは1日ゴロゴロするにしくはない。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-25 10:04 | ブログ

タクシーに拳銃の忘れ物(という嘘)

 秋山駿『信長』(新潮社)を客待ちのときに読み終わる。『眠れる美女』が大コケにコケて死んでやろうかと思いながら臆病者のわたしはその勇気がなかった。藁にもすがるつもりで本屋の店頭で文芸評論で信長というのはおもしろいと感じて買った。1996年初夏のことだ。購入して読み終わるまでに8年以上を費やした。信長のことは後日書くが数日前に変なアイディアが浮かんだ。
 バブル崩壊後ピストルの始末に困った人がいたらしくやたらと妙なところから出てきた新聞記事をいくつか読んでわたしはそのたびに羨ましかった。森村誠一の小説にたしか『異型の白昼』というのがあったが誰かがわたし(映画の登場人物)を陥れようとしてタクシーの乗客になりすますか愛人とか子分に乗客が忘れたようなふりをさせて後部座席にトカレフでもコルトでもなんでもいいが拳銃を意図的に置いていかせたとしたなら…。わたしは警察などにはぜったい届けないで家に持って帰る。どこかでためし撃ちをする。そのあとどうするか?
 『小平次伝説(仮題)』はどうなる? だいぶ疲れたすこし酔った頭で妄想をたくましくしながら寝ることにする。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-25 02:32 | ブログ

角砂糖が溶けるように見えはじめた日常

 けさは何ヶ月か前にそうしていたようにあさ起きて米をといだ。豆腐とナメコのみそ汁も作った。あいまにお茶を入れ新聞に目を通す。タバコも数本すっている。
 たとえば海苔を食べたいと思えばチョイノリ(最廉価の原付)で近所の24時間開いているスーパーに行けばよい。しかしまだそこまでのパワーがないのでおにぎり海苔で間に合わせよう。魚はガスレンジのから焼きを6、7分してから放り込む(NHKの『ためしてガッテン』で見た)が、これと卵焼きは妻にやらせよう。どうもまだ卵焼きをうまく作る自信がない。
 タクシーに乗る日は朝が早いのもあるが、まだまだ気持ちに余裕がない。ほんとうは朝飯を作りながら弁当まで用意できるとベストなのだが、それができる日がやってくるのかどうかまだ分からない。来月は胃を手術して貰った病院へ検査に行く。もしガンが再発していたらどうしよう。緊急入院ということになるだろう。ま、そういうことはそうなったときに考える。交通事故で死んでしまえば息子にこのブログの閉じ方を約束させている。近い将来への不安をわたしはこうしてなんとか取り除いてシナリオを書こうとしているのだが、目線が低くなってくるにつれ年内の完成は諦めざるを得ないというのが正直なところなのだ。誰かと約束したわけではないが今年中になんとか1稿をあげたい気持ちはやまやまだ。この点については落ち着かない自分を正視するしかない。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-23 07:19 | ブログ

タクシー運転手を続けられそうなので嬉しく思う

 このタイトルはなんだか天皇陛下の口調に似ていませんか?
 朝日新聞・夕刊に連載中の吉村昭『彰義隊』はきょうで30回。毎回欠かさず読んでいます。このブログと同じで三日坊主で終わらなさそうで安心しています。タクシー運転手ももう3ヶ月目に入りました。どんなに短くても来年の3月までは続けるつもりです。
 紀宮さまがご結婚あそばすそうですが、おめでたいことです。何日かまえ皇女和宮が『彰義隊』に登場しました。紀宮さまと和宮さま、わたしには符合して見えます。このへんで天皇制について国民がこぞって必要かどうか考えてみてはどうでしょう。
 集団的自衛権、憲法九条。日々の生活に追われてばかりいないでわたしはどうすべきか日本国民のひとりとして真剣に思い煩おうと思います。北朝鮮の拉致問題を心配しつつイラクへの派兵反対を主張する人の数が絶えないようですが、わたしにはこの人たちの心が読めない。ハイデガーの言う「頽落」という意味が通じない人が多すぎる。(『存在と時間』という本の存在もこの人たちは聞いたこともないでしょうが)
 わたしは天皇制を否定しても紀宮さまのご結婚を祝うことはできるし、そうしたいです。憲法九条を破棄しても世界平和に日本は尽力できると確信するのですが毎日の生活と老後の心配ばっかりしている方々にはしょせん「タクシー運転手ふぜいが何をぬかす。 この雲助が! 」ってなもんでしょうね。サライ世代のお父さんとわたしは死闘したいです。バトりましょうよ。全共闘世代よ。
 あしたもタクシーの仕事は休み、2日のインターバルの1日目の夜はなんとも贅沢な時間なのだと実感しています。歯間ブラシをつかってウォーターピックで掃除して歯を磨いて早々と寝ようかな。思考と歯垢などの生活習慣にみなさん気をつけましょうね。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-22 22:41 | ブログ

島田雅彦氏の文芸時評でお勉強

 朝日新聞の夕刊に『「私」の果て』という見だしの文芸時評が載っている。
 書き出しを引用させていただく。
 「誰がいったか、日米無関心同盟。携帯電話やネットでつながる相手と自分が出歩く町が世界の全(すべ)てであるような人々にとっては、新聞記事の大半は自分には無関係であろう。他国の死者と自分を関係付けて考えることができる者はごく少数だ。……」
 わたしは「そうだよなぁ」と思ってこの全文を読んだ。
 「知識人たちの自意識を映す鏡としての小説はもはや廃れてしまった…」と最後のほうに書いてある。「なるほど」と思う。そうだよなあ。やはりそうなのか。
 「英雄やならず者の時代が終わり、代わりにありふれた市民が主役の座に就く。それが近代文学である
 そうそう、それで?
 「その近代文学を象徴するジョイスの『ユリシーズ』では、古代ギリシャの英雄の波瀾(はらん)万丈の物語がビジネスマンの一日の記録に変わる
 わたしはそんなことを文学ではなく映画でやろうとしているのかも知れない。きっとそうだ。しかしそんなものを映画にしても誰が見る? 見る人などいやしないのではないか。「何を考えているかわからない怪しい隣人たち」に向けて他者と「自分を関係付けて考え」てみてもしようがない愚をわたしはもっともっと悟るべきだ。島田氏の小説でも本気で読んで勉強し直そう。
 そう考えながら、わたしがやりたいことはわたしにとってわたしは何ものか、わたしと社会、家族や異性とわたし、20代のころ吉本隆明氏の著作集を読んで知った人間にとってだいじな「関係付け」の作業。それをやめる気はない。恐らくほとんどの若い人たちはこのブログとわたしを「年寄り臭い」ときめつけるかも知れないがわたしは若者にすりよる気持ちなど小指の先ほどもない。サライ(雑誌の名前)世代だがわたしは年寄り臭い息を吐くことは死ぬまでないだろう。(あ、これは関係ないか! )
 みなさんは、どう思いますか?
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-22 19:11 | ブログ

讀賣V.S.朝日

新聞販売所員
ひき逃げ容疑

    埼玉・××
 埼玉県警××署は15日、同県××町××6丁目、讀賣新聞販売所従業員○○昌弘容疑者(39)を道交法違反(ひき逃げ)と業務上過失傷害の疑いで逮捕した。
 調べでは、○○容疑者は同日午後3時半ごろ、同町××5丁目の町道で、ワゴン車を運転し、前を横断していた同町内の小学3年の男子児童(9)をひき、そのまま逃げた疑い。児童は右足にけがをした。調べに対し、○○容疑者は「ひいたことはわかったが、子どもが痛がっていなかったので大丈夫だと思った」と話しているという。
朝日新聞20041116火曜日夕刊3版19面より
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-19 20:47 | ブログ

訪問者の急増はどういうことだろう

 このブログのきのうの訪問者は200名弱。きょうはなんと500名ちかい。
 だいぶまえに「ほめ殺し」とかいうのがあったが、わたしは同じ憂き目にあうのだろうか? どなたかどういう現象が起きているのかメールで教えていただけませんでしょうか。
 日曜日はほんとうは仕事は休み。志願するとその日の売り上げから取り分を持って帰ってもいいので、わたしは9月26日以来ずっと毎週欠かさず乗ってきました。きょう持って帰った金額は15000円(時給1000円にも満たない)。しんどいけれど楽しい。家族を養うのに必要な生活費の三分の一しか稼いでいないけれど、子供と妻に卑屈な感情を抱かないわたしは少し頭がおかしいのでしょうか?
 明朝4時起き。たぶん無理。タクシーに乗るのはゆっくり寝て目が覚めてからのことにします。それにしても毎日映画のネタが飛びこんでくるのには驚きます。おもしろいですよ。ゆっくりご披露していきますね。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-15 01:33 | ブログ

わたしの必需品 1

a0036325_20441163.jpg 雑誌のアンケートで「漂流して絶海の孤島で生活しなければならなくなったとしたら何をもっていきますか? 」という特集があった。おかしかったのは「広辞苑」とある有名人が応えていたこと。わたしはなるほどと感心した。腱鞘炎になるのは嫌だな。井上ひさし氏は前の奥さんが枕になさっているとかどこかでおっしゃっていたがそれはウソだと試してみて分かった。広辞苑は枕にするには固すぎる。
 わたしは何をもっていこうか。ずっと考えつづけている。どうしても欠かせないのは綿棒。中学3年生のとき鼻中隔湾曲のために鼻の手術をした。鼻の骨をノミで削られて痛かった。肥厚性鼻炎もあったがそれはいまだに治らない。新聞で綿棒で鼻の穴をほじくると脳みそに適当な刺激があたえられていいと知って以来鼻がつまると綿棒を使う。わたしの場合は左の穴。タクシーに乗り始めて使う本数がふえた。
 鼻がつまって頭がぼんやりしはじめたら綿棒で掃除する。すっきりしますよ。お試しあれ。
 どうでもいいがきょうの訪問者、なんと200人に近い。何が起きたのだろうか。誰かがわたしを罠にかけようとしているに違いない。内閣調査室のしわざかも知れない。少し思いあたるフシがある。あしたも朝が早いので、きょうもまた早く寝ます。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-13 21:09 | ブログ

『純』のテレシネに立ち合う

 午前中ひさしぶりにプールで38分間泳ぐ。
 午後2時現像所(年寄りくさい言い方。いまは「現像所」という名前はこの世に存在しない)に『純』のDVD化のためのテレシネのチェックにいく。担当ディレクターは予想通り才色兼備の若い女性。来年3月のリリース(2月と聞いていたが変更になったらしい)までこの女性と親しくおつきあいすることになる。もちろん彼女は『純』を見るのはきょうがはじめて。「エロじじい」と思われはしないかと心配していたが 
お世辞でも見終わったあと嬉しい言葉を貰ったので駅前でコーヒーを飲みながら映画の話でもりあがった。
 雨のなかバスを降りてスキップを踏みながら帰宅。発泡酒とワインでさらにいい気分。明朝はタクシーに乗るのできょうはもう寝る。
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by hiroto_yokoyama | 2004-11-11 21:46 | ブログ