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映画監督オリバー・ストーンについて

 数年前オリバー・ストーンが酔っぱらって車で道路の左側を走っていて捕まったというベタ記事を読んだ記憶がある。あこりゃダメだ、もう撮れないだろうと気の毒に思っていたら『アレキサンダー』という大作をものして何ヶ月か前にたしかキャンペーンで来日したのではなかったか。すげぇ。才能はわたしのような貧弱な監督に較べてもあるとは言えないストーンだが、さすがアメリカさんだハリウッドだと感激して見にいこうと決めた(それは嘘。『JFK』で騙されたのでDVDになるのを待つことにしている)。
 数日前にストーンがまた飲酒運転で捕まったときょう知り何か言わないわけにはいかなくなった。凡庸な監督が背伸びをし無理して映画を撮るとアメリカのお上と言えども黙っちゃおれなくなったのだ(あることないことを映画で好き勝手に言うから権力に嫌われる)。車の中に薬物が入っていたらしい。彼はもしかして国家権力からハメられたのではないだろうか。
 ハイスピードの画面にドルビーでコケ脅かしの音をつけるのが映画だと錯覚しているオリバー・ストーンにこれまでわたしは嫉妬を1度も覚えたことがない。可哀相な人だと思っていた。彼は58歳。わたしとほぼ同世代。つまらない映画を作ってもどこかかわいいところのある奴かも知れないと決して嫌いではなかった。合掌。
 つぎはデビッド・リンチあたりがニュー・コンサバにやられるかも知れない。気をつけた方がいい。ひがら目のこの監督もわたしは妬ましく思ったことはない。2ちゃんねるには決して書き込まれない記事をきょうも書いてみました。
 このブログはネット上の日記でもなければ掲示板でもありません。それではまた。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-30 20:48 | ブログ

纏足(てんそく)という中国の風習を知っていますか

 ああ、テンソク(纏足)! なんと香(かぐわ)しい響きだろう。
 山田詠美さんの小説に『蝶々の纏足』というのがたしかあった。この小説が発表されたときなんと素敵なタイトルかと感心したが氏の『ひざまずいて足をお舐め』を読んでがっかりしたので『蝶々の…』は読まなかった。
 「纏足」の意味をご存じない方が多いだろうから久しぶりに岩波書店の「広辞苑」から引用させていただく。
中国で、女児が4~5歳になった頃、足指に長い布帛を巻き、第1指(親指)以外の指を足裏に折り込むように固く縛って、大きくしないようにした風俗。唐末の頃から起り、南宋頃から盛行。清の康煕帝が禁止令を出したが効果がなかった。民国となってからほとんど廃滅。纏脚。裹足(かそく)」とある。
 わたしの老母は大正8年生まれ。東京女子医専(いまの東京女子医大)を卒業している。母がわたしの小さい頃この纏足について話してくれたことがある。医専の留学生のなかにチャンコロ(母はちゃんと中国からの留学生と言った)がいて(その女性と寮でいっしょだったらしい)纏足された足を実際に見せてもらったことがあるのだそうだ。「おとなの女性なのに赤ちゃんのような足! ひょろひょろしてちゃんと歩けないのよ。可哀相だったわ」
 「なぜ? 」というわたしの質問に母は「そりゃ、逃げられないためだよ」と恐ろしいことを教えてくれた。そうか中国には「人権」などないのかとわたしはいたく感動した。後年、思春期になって纏足のさらなる効能を知った。小金持ちのチャンコロの男どもは包帯で縛られたムレムレに悪臭をただよわせる女どもの赤ん坊のような足をセックスの時に布をゆっくり剥いでいきながらクンクンと嗅ぎチュパチュパ舐めながら勃起しない情けないものを自分で扱(しご)き立てるらしいのだ。うまく挿入できたら健常者の女性とは歩くときに使う筋肉が違うのでえもいわれぬ……らしい。(あ、わたしとしたことがはしたない)
 中国って素晴らしい国ですね。「人権派」のわが共産党も民主党も社民党も自民党も公明党も中国となかよくしたい理由はこんなところ(党員たちのおじさんたちのほとんどはみな纏足の風習が好きなのだ)にあるのかも知れません。石原都知事が中国のチベットでの大虐殺をしきりに言うのは嘘じゃないかも知れませんよ。むかし美しかった一流大学卒の才媛の方々どう思いますか。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-30 16:16 | ブログ

讀賣新聞『人生案内』を読むのが好きだ

 きょう(5月30日、21面)は「〝第2の青春〟どう生きる」という内容。40代の主婦の「…何をやるにも八方ふさがりな気がして落ち込んでいます」という悩みに心療内科の先生が「…ほかのこと(金の使途のこと。横山の注釈)を切りつめて好きなことに挑戦してみてはいかがですか? 応援してますよ」という無難な答え。
 わたしなら(答えるのではなく)どう応えるか? それを考えるのが楽しみでこの欄を読む。『人生案内』の「答え」と「悩み」のギャップをあなたも感じとってみてはいかがでしょうか? 半日は充実して過ごせますよ。しかももっと深みのある人生がおくられるかも知れない。お暇なおりに『人生案内』を読んでみませんか。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-30 07:25 | ブログ

謦咳(けいがい。咳払いの意)新明解国語辞典第六版より

 同書432ページ。「…(横山博人とあてはめてほしいです。横山)の謦咳に接する」
(a尊敬する人の話を身近に聞く。b(尊敬する人に)(以後433ページ。横山)お目にかかる)
 わたしはどんなに尊敬する人でもその人の咳払いには接したくない。汚い。気持ち悪い。その点インターネットなら臭い息など嗅がずに済む。便利ですよね。でも人間関係はそれでは発展しません。
 不遜(辞書を引いてみて下さい)かも知れませんがわたしはわたしのこのブログでみなさんにわたしの咳払いに接して貰いたいと考えているのです。
 それにしても内舘牧子さんや林真理子さん、宮里藍さんなどから暗がりで迫られたらわたしはどうすればいいのだろう。お三方の体型に似た女子高生の股ぐらなど覗いてなんになるのだろう。わたしには分からない。このあいだフジテレビ「報道2001」のゲストの人が言っていた「人権派」の台頭に秘密の鍵があるのではないだろうか?
 三菱自動車はなんの反省もなく欠陥車の宣伝を讀賣新聞に出しているが、その宣伝に騙されて三菱の自動車を買う人がさいたま市にはあとをたたない。三菱自動車は「走る凶器」なのに。嘆かわしいことだ。ぬるま湯につかりきった日本国民は談合を繰り返す。地走りが近い。たてよ! わが同胞(はらから)、勝利の日は近い! さいたま市民はもちろん日本中でアホどもは殺し合え!
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-27 20:52 | ブログ

古本10冊雑誌1冊を買い映画『半落ち』をDVDで見た

 つらいとき悲しいとき嬉しいとき愉快なとき疲れたときわたしは書店へ行く。きょうは明け方までタクシーに乗って疲れている。妻をバイト先に送る途中「さくら草通り」で恒例の「古本いち」が開催中であるのを知った。
 かねてからほしかった筑摩書房 世界文學全集1『ホメーロス』を315円、丹羽文雄『蓮如』(中公文庫全8冊)、2100円。坂口安吾『信長』を100円で購入。
 雑誌「現代思想」1973年2号は特集が「マルクス以後のマルクス主義」だったので手にとりパラパラめくっていると目次の「アドルノのオデュセイア論」というのが目にはいった。1000円もしたがすぐ読みたかったのでこれもあわせて購入。
 二男が借りたDVD『半落ち』をけさ10時に返しに言ってやるなどと約束したのにわたしは忘れた。どうせ延長料金を払わされるのなら見なきゃ損。発泡酒を飲みながら見た。ひとはいつも心のどこかで「感動したい」と思っているはず。しかし、そう思っても日々なかなか感動することなく日常の惰性に流さて生きているのではないだろうか。
 この東映映画はきっとこれなら「感動できますよ」という企画意図で作られている。延長料金を払って損をしたとは感じないがわたしはそんな押しつけがましさに騙されはしない。そんなことよりDVD化によりところどころ人物の顔が切れたりタイトルの名前がちゃんと読めない。この映画のスタッフもキャストも気にならないのだろうか。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-27 17:41 | ブログ

ついに3億円を踏み倒したぞ!

 きょう午後4時、浦和地方裁判所へ行った(債権者集会。債権者は誰ひとり出席しなかったので会は数分で閉会)。自己破産の手続を申請し受理されたのは4年前の9月14日のことだった。その週のはじめにわたしと同じ歳の映画監督相米慎二が肺ガンで死にアメリカで同時多発テロがおきたのはたしか11日だっただろうか。3年8ヶ月。長かった。わたしはもうもぬけの殻だ。免責になるのは来月の27日らしい。
 あしたからは友人、知人、親族に借りた金を少しずつ返していこう。しかし、だいじなことは返済するためにわたしは生きるのではないということ。死にたくないし映画を撮りたいから生きていくのだ。その過程で迷惑をかけた人たちに毎月1000円でも2000円でも返していければわたしは寿命をまっとうする意味があるのではないだろうか(よく分からない)。
 約20名の債権者の方々へ。こんなわたしでも殺さずに生きさせていただけませんでしょうか?
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-25 21:31 | ブログ

『タクシードライバーの長い夜』(NHK教育テレビ5月21日夜10時オンエア)

 新聞のテレビ欄を見ていた妻がこの番組に気づいた。始まって10分ほどたっていたがタクシー運転手のはしくれのわたしは急いでテレビのスイッチを入れた。見終わって残ったのは小学校1年生のときに学校から見にいった東宝映画『筑豊の子供たち』(土門拳の同名の写真集に便乗した際物映画)と同じ後味の悪さというか屈辱感だけだった。
(わたしは1948年(昭和23年)3月16日に福岡県飯塚市に生まれた。飯塚市は筑豊炭田のど真ん中に位置する。わたしは「筑豊の子供」のひとりなのだ)
 NHKの記者かディレクターかプロデューサーかなんだか知らないが、この番組を作った者たちの目線は高すぎる。タクシー運転手は気の毒な存在という「刷り込み」が鬱陶しい。いつだったか朝日新聞に涙の会見をしたNHKの職員のことば「わたしには家族がいる。わたしにも生活がある。だからいまに至るまで告発できなかった。チクれなかった」という意味の情けないコメントが思い出されてならない。
 NHKや朝日にかぎらない。マスコミにたずさわるすべての人間どもは頭(ず)が高すぎる。JR尼崎線の事故の原因はJR官僚どもの硬直した脳みそにあるのだが「報道」では目に見えるかたちでは人は死なないからマスコミ人間は「馬鹿は死んでも直らない」のだ。 
 どうせアンテナの感度の悪い人たちにはわたしのこの拙文は訳が分からないことでしょう。「刷り込み」という言葉の意味は『新明解国語辞典第六版』によると「imprintingの訳語。〔生まれた動物の仔が〕自分と接した最初の動物を親と見なし、それに甘え、依存した行動をとること」とある。朝日もNHKも戦後教育もみな、わたしたちの「親」ではない。もういい加減気がついてもいい頃ではないでしょうか、どうでしょうか? みなさん。特にわたしと同世代のおじさん、おばさん。そこらあたりで臭い息を吐き続けないで下さいませんでしょうか。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-24 22:53 | ブログ

古本を2冊買う

 山本博文『島津義弘の賭け』(中公文庫、定価724円税別)を360円、『新潮日本文学28丹羽文雄集』を100円でいきつけの本屋でもとめた。
 前者は装丁がケバイのであやうく見逃すところであった。オビの文。
果断」と背景にあり、「敵に向かいて死すべし! 」とある。裏表紙には「関ヶ原合戦で歴史に名を残す退却劇を演じた島津義弘の生涯を中心に、九州の雄島津家をめぐる波乱の物語を、国宝級の『島津家文書』を始めとする膨大な資料をもとに描き出す。会話のひとつひとつまでが史料的裏付けを持つ、小説を超えた歴史フィクション。」とあり、この文がわたしの読書欲をそそった。
 後者のオビ。
現世の女身の哀しみと微妙な心理の陰翳を愛欲と罪業の意識の世界に刻み
昭和文学に多くの稔りを結実させた丹羽文学――
人間の煩悩を宗門への反逆と回帰のうちに描く
近作長編「一路」と代表的短編を精選収録!

(『一路』、『鮎』、『菜の花時まで』、『厭がらせの年齢』そして『蛾』が収録作品)
 新田次郎『武田信玄 四 山の巻』までやっときた。上記2冊を手にとるのは『信玄』を読み終わってからだがいつになることやら。
 前川麻子『下田のモーツアルト』(「小説現代」6月号に掲載)を読み直した。流行歌(年寄りじみた言い方で、ごめんなさいね。いつぞやの植木屋さん)でたしか『おれは田舎のプレスリー』というのがあった(たしか映画にもなったが見ていない)がなんだか似ていておかしい。わたしは興味深く読んだのだが知り合いの女性に読ませてもあまり興味を示さなかった。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-24 21:53 | ブログ

玄洋社を描いたマンガ

 ある方からメールをいただいた。「高藤カヲルという人」の「玄洋社を描いたマンガ」と知ってすぐにアクセスした。
 タイトルは「十六夜 (じゅうろくや)」
 たいへん興味深い。印刷されたものと違ってパソコンは「一覧性」がないために、ページをぺらぺらめくってあっちに行ったりこっちに戻ったりができない。「クリックしたら出来るじゃないか」という声が聞こえそうだがそれは理屈。わたしの生理ではこのマンガの一コマを手にしてほかのページのコマも視野に入れながらじっと見入ったりなどしたいのだが。
 これは無論「高藤カヲル」さんのせいではない。昭和21年か22年まで福岡市にあった玄洋社のことが親しみをもてて身近に感じられた。もっと見たい。高藤カヲルさんとはどんな人なのだろう?
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-15 16:55 | ブログ

『とめどなく密愛』(北沢拓也、徳間文庫)『望郷』『荒野の決闘』『バルカン超特急』

 『とめどなく密愛』のはじまりはなかなかいい(病気で死にかかった51歳の蒼平は哀れだ)。ポルノ小説特有の中だるみは仕方がないが、最後がダメ。
 「端なく濡れそぼった人妻の女の部分から、やわらかくなったおのがものを外し取った蒼平の脳裏に、海江田( 国会議員の「バンリ」じゃないです。注釈、横山)純子の美貌が、ふとよぎった――。」
 「蒼平」は逃げている。ぶよぶよの「人妻」から逃げている。「純子」のことなど思い浮かべてはいけないのだ。「やわらかくなったおのがもの」とはなんとも下品な! 北沢拓也という奴はどんなツラをしているのだろう? もう一人害毒垂れ流しの馬鹿な流行作家(週刊現代に連載していた。そいつの文庫本をわたしは何冊か買って読んでたいへん損した)がいるが名前が思い出せない。こいつはわたしは勿論北沢氏よりも遥かに劣った人間だ。
 500円DVD『望郷』は監督ジュリアン・デュヴィヴィエ(ラストが切ないので体調のいいときに見よう)。『荒野の決闘』はご存じジョン・フォード監督(たしかテーマ曲が有名)。『バルカン超特急』はヒッチコック。『トリュフォー/ヒチコック』(山田宏一訳、晶文社)という本をなんど読み直してもヒチコックという人がどんな人なのかわたしにはどうしても思い浮かばないのだ。都合2059円で文庫本1冊とDVD3本をなじみの本屋で買いました。
 あしたが早いのできょうはこれでもう寝ます。
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by hiroto_yokoyama | 2005-05-05 22:17 | ブログ