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雷蔵の映画3本

 伊藤大輔監督『弁天小僧』、衣笠貞之助監督『かげろう絵図』、池広一夫監督『沓掛時次郞』と市川雷蔵主演の映画を3本たてつづけに見た。一番心を動かされたのは『沓掛時次郞』。名をなんと言うのかも知らないが子役がいい。ラストシーンなど涙が出そうになった。『雷蔵、雷蔵を語る』(飛鳥新社)という本の158ページから引用させて貰う。
……もう一つは、大映京都でも優秀な池広一夫という若い新人監督のできたことで、私はこの監督と『沓掛時次郞』『かげろう侍』『花の兄弟』と三本の仕事をしました。仕事をしていながらこれまでに味わったことのない、本当の意味での同志的な共感を満喫することができてこれほど嬉しいことはありませんでした。池ちゃんとのコンビでなければ作れない味を、今後も大いに出してゆきたいという大きな楽しみが湧いてきたからです。…… 
 『ひとり狼』などは雷蔵と池広一夫監督のコンビならではの映画だと思う。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-29 17:24 | 映画

森一生監督『続・座頭市物語』を見た

 昼間ネットで注文していた『森一生 映画旅』(草思社刊、山田宏一、山根貞男著 )が届いた。図書館で借りていたが本に印をつけたくなったので購入することに決めた。本を手にしたらどうしても森監督の映画が見たくなり暗くなってから近所のビデオ屋にDVDを借りに行く。シリーズ第一作三隅研次監督『座頭市物語』もたしかDVDで見た。
 で、『続・座頭市物語』はきょうが初見だが、これもいい。1作、2作と面白く仕上がっていればシリーズ化は間違いない。見ていない方は是非レンタル屋か図書館に行ってみてください。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-22 21:05 | 映画

森一生監督『薄桜記』を初めて見た

 うすい(薄い)さくら(桜)の記とはなんと軟弱なとわたしは直感してこの映画をずっと敬遠してきた。図書館からビデオを借りてきょうはじめて見た。決して「軟弱」ではなかった。ラストの大立回りは見事。それにしても「はくおうき」とはなんとも分かりにくいタイトルですよね。
 映画ファン必見ですぞ。原作:五味康祐、脚本:伊藤大輔、主演:市川雷蔵。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-17 21:11 | 映画

三隅研次監督『なみだ川』を見た

 つい最近までこの映画の存在を知らなかった。原作は山本周五郞『おたふく物語』というらしい。同じ作者のものは先日『日々平安』(映画『椿三十郞』の原作)を読んだが周五郞という人はやはりたいへんな人のようだ。すこし研究してみよう。
 さて映画だが撮影は牧浦地志(「地志」と書いて「ちかし」と読むらしい。わたしの父の名が「近」と書いておなじく「ちかし」と読むので親しみを覚える)。牧浦カメラマンは三隅監督の映画を何本撮影しているのか。ご健在かどうかも知らない。大映には宮川一夫カメラマンはじめ多くの名カメラマンがいらした。
 大映京都撮影所の撮影部について何か書いた本はないものだろうか。なければ自分でコツコツ調べてみようか。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-12 14:02 | 映画

安田公義監督『大魔神』を見た

 JR橫浜駅にまつってある(いまもあるのかどうか、わたしは知らない)大魔神は「ハマの大魔神」か本物の大魔神か? 本家本元の大魔神を見たくなり図書館からビデオを借りた。
 話は子供だましというか荒唐無稽(パッケージにはフランス映画『巨人ゴーレム』にヒントを得たと書いてある)。撮影がのちに東映でたくさん仕事をなさった森田富士郞さん(面識はない)、美術は内藤昭さん(たしか2度ほどお目にかかった)、音楽は「ゴジラ」で有名な伊福部昭。大映京都撮影所の技術陣が作り出した見事な映像を満喫しました。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-12 11:08 | 映画

三隅研次監督、柴田錬三郞原作『剣鬼』を見た

 さいたま市のわたしの家から西北にある図書館まで行って『剣鬼』をLDで見てきた。期待しすぎたのか1時間すぎると退屈して困った。老齢の図書館員の電話の声がうるさくて怒ろうとしたがおさえて最後まで見終わった。
 どうしてつまらなくなったのか考えたらシナリオのせいだとすぐに分かる。原作にはたしか存在しない姿美千子が邪魔になっている。この女を使ってラストに持っていくのが嘘っぽい。終ってほっとした。そうそうに図書館を後にする。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-08 16:10 | 映画

弘法も筆の誤り広辞苑は須磨の誤り

 東京新聞のいつだったかの夕刊で知ったのだが広辞苑が「明石を須磨と間違って」(わたしの記憶違いかも知れない)記述しているらしい。どうやら初版以来50年以上も訂正していないようだ。新しい版を発売したばかりなのでグッドタイミング。売れ行きに影響しているのではないだろうか。余計な心配をしている。ちなみにわたしは第五版の電子辞書を愛用しているし新明解国語辞典第六版ももっているのでハナからもとめる気持ちはありませんでした。
 巨人、大鵬、卵焼き。NHK、朝日新聞、岩波書店。赤福はわたしは食べたことはないのですがニュースで見たけれどあれはなんですか? 馬鹿みたいに行列作ったりなんかして。一度伊勢神宮にお参りして赤福を味わってみないとならないのだろうか。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-07 19:57 | ブログ

山﨑豊子原作、三隅研次監督『女系家族』を見た

 タイトルにはわざわざ「にょけいかぞく」とルビがふってある。
 婿養子だった船場の繊維問屋の当主が急死。妾(若尾文子)がその子を産み認知されているかどうかというのが話の縦糸。せっかくの宮川一夫カメラマンの映像も映画撮影のたんなる見本(映画はこう撮るのだという)に終ってしまっている。
 わたしは京マチ子(この映画では長女役)という女優が好きだし若尾文子も嫌いではないので図書館で借りたDVDで映画の最後まで楽しみました。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-07 19:25 | 映画

心筋梗塞をおこした日

 ちょうど2年前の今日、あさ5時ころわたしは心筋梗塞をおこした。1時間辛抱し、6時に妻をおこしさらに1時間ほど様子を見てやはり「こりゃいかん」と思ったので救急車を呼ばせた。
 まる2年がたった。市立病院のI先生に助けて貰った。先生には2回ぐらいお礼を言った。それにしても脳の血管が破れなくてよかった。脳をやられるとおそらくここでこうしてはいられなかったかも知れない。
 きょうはタクシーの乗務日だが仕事を休んで家族以外は誰も祝ってくれる人もいないのでひとり部屋で幸運というかわが強運を嚙みしめています。何度も拾った命なので粗末にせず一瞬一瞬を大事にすごしたい。世のため人のためなどとはこれっぽっちも思わず自分さえよければそれでいいという徹底した利己主義で生きていこう。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-07 09:42 | ブログ

柴田錬三郞のこと

 わたしは若いころこの慶応大学卒業の直木賞作家が嫌いだった(そのわりには市川雷蔵の『眠狂四郞』は好きだった)。この人はキザな感じがするし一般的には時代小説というより史伝などの方が格上だという錯覚があったからだ。眠狂四郞を読みかけてすぐに放り出した記憶がある。
 三隅研次監督『斬る』の原作だということからこの作家の短篇『梅一枝』を読んだ。『人斬り班平』も興味深かったが『梅一枝』もいい。近親憎悪などといえばなんだか思い上がっているようだが人は自分に多少でも似ている人物が嫌いなようだ。わたしの場合は60ちかくなってまだ幼いところがたくさんあるのでまず間違いなくちょっとでも似ていると嫌だ。あの鬼平を演じている中村吉右衛門にそっくりだ(たったひとり亡くなった叔母がわたしに会えばしょっちゅう言っていた)などとはぜったい認めたくない(でも少し似ているかも知れない! )。
 吉右衛門の兄の松本幸四郎(むかしの市川染五郞)にも似ていると高校時代にはしきりにいわれた。馬鹿にされていると腹が立っていたがいま考えると女性からカッコいいと思われていたのだろうか? もしそうならわたしはずいぶん損(? なにが? )をしたことになる。
 柴田錬三郞の文庫を購入してみようと思います。
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by hiroto_yokoyama | 2008-02-06 20:35 | ブログ