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文化庁に行きその後脚本家に会う

 わたしはきのうひさしぶりに都心に出た。まず東京駅。文部科学省は霞ヶ関のあの古いいかめしい建物だとばかり思っていたら、三菱重工のビルに移ったと知って驚いた。たしかこのビルはだいぶ昔過激派に爆破されたビルではなかったかなどと思いながら3階の芸術文化課を訪ねた。
 用件は2つ。日本全国で200本も300本も映画が作られているのにほとんどが作られっぱなしでいわゆる「お蔵入り」になってしまっている。わたしも『お友達になりたい』を7月にやっとの思いで公開したのでお蔵入り作品の山積み状況は人ごとではない。お手伝いできるプロジェクトを紹介してほしいという依頼を担当官にした。
 もう1つ。フィルムセンターに『純』と『曖・昧・Me』の原版を寄贈したいのだが、それは可能か、どのようにすれば実現するのかを教えて貰った。
 わたしはヘビースモーカーなので街に喫煙場所がないのには往生する。ニューヨークでトイレをさがすのがたいへんだったことを思いだした。東京駅の交番で聞いても若いお巡りは「駅の構内にあるらしいですよ」と素っ気ない。
 新宿に移動しても事情は同じ。小田急デパートのまえに小さなスペースがあるのを見つけたときはホッとした。
 いつもの交番前で北海道からもどった脚本家に会う。ネット映画講座のコーチ役をお願いしたのだが彼はいま企画を数本かかえているので、それが一段落したらもういっぺん話を聞いて貰うことにした。映画やテレビドラマを作る制作プロダクションのことや共通の知り合いについてうわさ話を聞く。
 やはり盛りあがるのは関ヶ原についての話。彼にであれ誰にであれ脚本をプロのライターに依頼する以前にわたしが発注者として自分ひとりでやっておかないとならない作業がある(ヒーローとキャラクターこれがはっきり決まらないと誰に話しても相手にされない。つまり映画のイメージをきっちりと作り上げることがだいじとわたしは思う)。帰宅して阪神・井川が9回おもて中日の代打に3ランをあびたところでテレビを消して『信長公記』を眠くなるまで読む。
by hiroto_yokoyama | 2004-09-15 09:36 | ネット映画講座
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