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ポール・マザースキー監督『ハリーとトント』をはじめて見た

 数日前からこの映画が気になって仕方がなかった。作品名と監督は知っていたのだが老人と犬だったか猫だったか。記憶違いかも知れないが、わたしに「あれはいい映画だった」と教えてくれたのは深作欣二監督ではなかったか。昨日、近所のレンタルショップにあるかないか、犬か猫かを見に行った。するとDVDに猫と老人が写っている。こりゃいいわ、と今朝のオープンを待って借りてきた。
 なんの予備知識もなく今見終わって、いい気持が続いている。主演のアート・カーニーはこの映画でアカデミー主演男優賞をとっている(これもネットで今知った)。ハリーは老人の名。トントは猫だがテレビ映画『ローンレンジャー』の登場人物の名前らしい(劇中、ハリーが言っていた)。「キモサベ! 」と言いながら主人公のそばに寄ってくるインディアンのことだったろうか(これも不確か)。
 ニューヨークで暮らしているハリーが区画整理でアパートを追い出され、ニュージャージー(? )かどこかの息子の家に行く。長男の妻とうまくいかずシカゴに娘を訪ねる。そのあと次男にも会いに行くのだが結局、西海岸にトントを連れてひとりでたどり着く。老人と猫のアメリカ横断ロード・ムービー。
 肩に力がまったくはいっていないピッチャーの投げる球のよう。手もとでグッと伸びる。こう書きながらまだ余韻にひたっている。わたしには逆立ちしても撮れない映画。見てとても得をした。
 前半は飼い猫の長女・さくらが膝にのっていた。見終わったら次女のリボンがそばで寝ている。そう言えばトントは、無意識に雄と思って見ていたが、気にしなかったけれど雄猫なのだろうな(うちの雄猫は写真に写っている寅彦)。
 1974年の映画なので、いまさらだが、猫が好きな映画ファン必見。
by hiroto_yokoyama | 2010-04-23 15:33 | 映画
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