見出しはきのう(3月5日)堺屋太一氏がNHKラジオで午後2時すぎ言っていらしたこと。その番組でタクシー運転手の平均年齢が56歳と紹介されて興味深く感じている。わたしはもうじき57歳になるが勤務しているタクシー会社にもほぼ同世代の運転手がうじゃうじゃいそうだ(年齢を確認できたのは数名)。
わたしは堺屋氏が名づけた「団塊の世代」に属する。マスコミはかって全共闘世代と言っていた。このマジョリティがもうじき定年をむかえる。わたしは「定年」など無縁なところで生きてきてひょんなことから大多数に仲間入りしたのだがいまだに「定年」という言葉に実感がわかない。「定年」が他人事のようだ。本業は映画監督でありタクシー運転手はアルバイトのつもりだからに違いない。わたしはこの感じを大事にすべきだ、と思っている。
前にも紹介したが全共闘が作ったスローガンに「連帯を求めて孤立を恐れず」というのがあった。大学受験浪人を5年やったので全共闘となんの関わりもないがこの言葉がわたしは好きだ。時代が大きく変わっている。いまは激動の時代だ。わたしの世代、ではなくわたしの世の中ではたすべき役割はなにかなどと大上段に振りかざしてコンビニの駐車場の片隅に停めたタクシーのなかでおにぎりを頬張りながらあれこれと思いをめぐらした。