山本博文『島津義弘の賭け』(中公文庫、定価724円税別)を360円、『新潮日本文学28丹羽文雄集』を100円でいきつけの本屋でもとめた。
前者は装丁がケバイのであやうく見逃すところであった。オビの文。 「果断」と背景にあり、「敵に向かいて死すべし! 」とある。裏表紙には「関ヶ原合戦で歴史に名を残す退却劇を演じた島津義弘の生涯を中心に、九州の雄島津家をめぐる波乱の物語を、国宝級の『島津家文書』を始めとする膨大な資料をもとに描き出す。会話のひとつひとつまでが史料的裏付けを持つ、小説を超えた歴史フィクション。」とあり、この文がわたしの読書欲をそそった。 後者のオビ。 「現世の女身の哀しみと微妙な心理の陰翳を愛欲と罪業の意識の世界に刻み 昭和文学に多くの稔りを結実させた丹羽文学―― 人間の煩悩を宗門への反逆と回帰のうちに描く 近作長編「一路」と代表的短編を精選収録! 」 (『一路』、『鮎』、『菜の花時まで』、『厭がらせの年齢』そして『蛾』が収録作品) 新田次郎『武田信玄 四 山の巻』までやっときた。上記2冊を手にとるのは『信玄』を読み終わってからだがいつになることやら。 前川麻子『下田のモーツアルト』(「小説現代」6月号に掲載)を読み直した。流行歌(年寄りじみた言い方で、ごめんなさいね。いつぞやの植木屋さん)でたしか『おれは田舎のプレスリー』というのがあった(たしか映画にもなったが見ていない)がなんだか似ていておかしい。わたしは興味深く読んだのだが知り合いの女性に読ませてもあまり興味を示さなかった。
by hiroto_yokoyama
| 2005-05-24 21:53
| ブログ
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 11月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||