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映画監督オリバー・ストーンについて

 数年前オリバー・ストーンが酔っぱらって車で道路の左側を走っていて捕まったというベタ記事を読んだ記憶がある。あこりゃダメだ、もう撮れないだろうと気の毒に思っていたら『アレキサンダー』という大作をものして何ヶ月か前にたしかキャンペーンで来日したのではなかったか。すげぇ。才能はわたしのような貧弱な監督に較べてもあるとは言えないストーンだが、さすがアメリカさんだハリウッドだと感激して見にいこうと決めた(それは嘘。『JFK』で騙されたのでDVDになるのを待つことにしている)。
 数日前にストーンがまた飲酒運転で捕まったときょう知り何か言わないわけにはいかなくなった。凡庸な監督が背伸びをし無理して映画を撮るとアメリカのお上と言えども黙っちゃおれなくなったのだ(あることないことを映画で好き勝手に言うから権力に嫌われる)。車の中に薬物が入っていたらしい。彼はもしかして国家権力からハメられたのではないだろうか。
 ハイスピードの画面にドルビーでコケ脅かしの音をつけるのが映画だと錯覚しているオリバー・ストーンにこれまでわたしは嫉妬を1度も覚えたことがない。可哀相な人だと思っていた。彼は58歳。わたしとほぼ同世代。つまらない映画を作ってもどこかかわいいところのある奴かも知れないと決して嫌いではなかった。合掌。
 つぎはデビッド・リンチあたりがニュー・コンサバにやられるかも知れない。気をつけた方がいい。ひがら目のこの監督もわたしは妬ましく思ったことはない。2ちゃんねるには決して書き込まれない記事をきょうも書いてみました。
 このブログはネット上の日記でもなければ掲示板でもありません。それではまた。
by hiroto_yokoyama | 2005-05-30 20:48 | ブログ
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