はしがき
石川啄木の日記は、およそ10年にわたって書かれているが、そのうち明治42年(1909)4月7日からそのとしの6月16日までは一貫してローマ字で書かれていて、いっぱんに
〝ローマ字日記〟と呼ばれている。
〝ローマ字日記〟は啄木の日記のうちのもっとも重要な部分であるばかりでなく、作品として日本近代文学の傑作のひとつと考えられる。
この文庫は〝ローマ字日記〟の全部とその前後の漢字かな交じり文の日記のなかに含まれているローマ字書きの部分とを市立函館図書館にある原本通りに印刷したものを本文とする。
付録として表記を漢字かな交じり文にあらためたものを添えた。
詳しいことは巻末の解説をお読み願いたい。 桑原武夫
1977年夏
まえから考えていたのはISIKAWA TAKUBOKU『ROMAZI NIKKI』はローマ字で読みにくいのでわたしが使っている一太郎(ワープロソフト)に打ち込んで読みやすくして読もうということ。そうとうエッチな部分や言ってはいけないことが書いてあるそうだ。
著作権侵害にはあたらないと考えてときどきこのブログに載せますのでみなさん期待してください。