米映画脚本ベスト3ということなので近所のビデオ屋で借りてきた。ジョン・ヒューストン監督がフェイ・ダナウエィの父親役で出演。ジャック・ニコルソンは1974年当時すでに頭が薄かった。監督はロマン・ポランスキー。特典メニューで彼自身が語っているが奥さんのシャロン・テートが亡くなったばかりのころ気分を切り替えてこの映画のためにロスに戻ったのだそうだ。
感想を言えば、わたしにはこの映画がよく分からない。好きではない。ベストワンの『カサブランカ』はDVDを持っている。『イヴの総て』と『三人の妻への手紙』は近いうちに購入する予定だった。ベスト1、5の2本の映画を急いで鑑賞するつもりです。 昨晩はリリアン・ギッシュの『散り行く花』を見て涙し、今朝はおなじリリアンでもリリアン・ハーヴェイの『會議は踊る』に心躍らせた。後者はむかしフィルムセンターで勉強のつもりで見たのでほとんど眠っていたが「馬車でロシア皇帝の城に向かう娘がはじけるよろこびを夢のように歌う『ただひとたびの、2度とめぐり逢えないこのよろこび…』の移動撮影は映画史上の語り草になった」(ビデオのパッケージに書いてある)くだりだけは歌だけをよく覚えていた。きょうちゃんと見たらふるえが出た。35年前京橋で寝ないでちゃんと見ていたなら「映画監督になろう」という夢はわたしには無謀すぎると自覚できてもしかしたらあきらめて九州にさっさと帰っていたかも知れない。と言ってもむかしにもどることはできない。命あるかぎりなんとか行けるところまで行くしかない。
by hiroto_yokoyama
| 2006-04-11 21:47
| 映画
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