年配の映画ファンなら誰でも知っているD・W・グリフィス監督のこの作品は1915年、日本でいえば大正4年に作られた。いつものように双葉十三郎氏の『外国映画ぼくの500本』によれば「米映画初の超大作(十二巻)」だそうだ。
わたしは勉強のためにこの映画を見なければと思いながら、なんだか新興宗教のような題名が気になり58歳になるきょう(昨日)までついに見ずじまいだった。原題は『THE BIRTH OF A NATION』だからもとのタイトルを知っていたら努力してみたかも知れない。ともかくリリアン・ギッシュが見たくなってビデオ屋で借りた。ビデオは上下2巻に分かれていておととい上巻きのう下巻に目を通したのだ。
1865年4月15日リンカーン大統領が暗殺されるところまでが上。下巻の後半K K K(ク・クラックス・クラン)が登場してきたのには驚いた。双葉氏は「さすがに当時でさえ非難をよんだ」と書いている。『日本史年表 増補版』(岩波書店)の大正4年には10月1日
大杉栄・荒畑寒村ら、『近代思想』(第2次)創刊とあるので大杉栄はまだ虐殺されていない。
リリアン・ギッシュは『散り行く花』のときのほうがいい。『イントレランス』にも出演しているようなのでこの映画を図書館のLDで見ようかと考えている。