ジャン・ベッケルといえば言わずと知れたあのジャック・ベッケルの息子。ジャック・ベッケルを知らない人は多いかも知れない。『現金(げんなま)に手を出すな』『穴』等わたしの大好きな映画を撮った人。その息子。日本の深作健太とは大違い。
『ピエロの赤い鼻』のプロデューサーはルイ・ベッケル、オールシネマhttp://www.allcinema.net/prog/index2.phpを見るとどうやらジャンの息子らしい。ジャック、ジャン、ルイと親子三代にわたる映画一家。うらやましい。
で、かんじんの『ピエロの赤い鼻』は地味だが見終わって涙が出そうになった。日本では撮れそうもない。このような映画に制作費を出す奴はいない。落ちついてジャン・ベッケルは撮っている。わたしにはまねが出来ない。
そんな訳できょう一日はいい日のはずだったが『ウェブ人間論』を読んでいたら平野某の人間的な幼さと「こまさ」(小さい)にあきれ、がっかりし途中で放り投げて頭に来ている。梅田望夫『ウェブ進化論』はこのブログでもほめたことがあるが対談の相手・梅田氏があまりにもかわいそう。自業自得か。この本はすぐに古本屋に持って行きたいものだ。