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『博奕打ち 総長賭博』を見た

 午前中にDVDが届いていま見終ったところ。厳粛な気持ちになっている。
 脚本の笠原和夫氏にわたしは1度もお目にかかったことはない。山下耕作監督には勝新太郎主演『海軍横須賀刑務所』という作品にサード助監督でついた。音楽の津島利章氏は深作欣二監督の『仁義の墓場』でご一緒させていただいた。
 津島氏といえばあの『仁義なき戦い』の音楽で知らぬ人はないがわたしは『仁義の墓場』のテーマ曲が好きだ。氏にことわって深作監督に仲人していただいたわたしの結婚式でこの曲を流させていただいた。式にご列席いただいた方々はなんのことか分らなかったが深作監督が苦笑されたことが懐かしい。
 余計なことを書いてしまったが、この『博奕打ち 総長賭博』は東映映画のベストワンだとわたしは思っている。ほかの東映作品のDVDを買う気にはならない。
 蛇足をもうひとつ。このDVDのパッケージの最後には「「絶対的肯定の中にギリギリに仕組まれた悲劇」と作家・三島由紀夫に激賞された名作中の名作。」と印刷されている。
by hiroto_yokoyama | 2007-03-05 15:12 | 映画
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