妻には内緒だが、ミス・フィッシャー役タイナ・エルグという女優はわたしの好みのタイプ。フィンランド生まれらしいが、クリスチーネ・カウフマンにちょっと似ている。
わたしのタイプはあと『冒険者たち』のジョアンナ・シムカス。歌手のシルビー・バルタンも好きだ。彼女の日本公演のとき、よっぽど行こうかと思った。『禁じられた遊び』のブリジット・フォッセイもよかったが大人になるとなんだか顔の中の目とか鼻とかの位置関係のバランスがくずれてしまっていてがっかりしたことを覚えている。
これも妻には絶対知られたくないことだがわたしはフランスに2度、アメリカにも2度行っているが日本にいるときとは大違いでアチラの女性にもてにもてたのですぞ。森鷗外みたいにあやうくアングロサクソンの女性に浦和まで押しかけられる寸前だったことがある。それもいまや昔。
映画『三十九階段』はタイナ・エルグが出ているからわたしにはとても魅力がある。こんばんは彼女を夢に見るかも知れない。
ミシェル・ガストという人の『墓にツバをかけろ』のDVDがきょう届いた。植草甚一の本。228ページには、
「
この作品に接した第一印象は、二十九歳の新人監督ミシェル・ガストの演出力が処女作としてはなかなかしっかりしたものであることと、フランス人がつくったアメリカ映画という面白さであった。云々」と書いてある。