けさ見た『ラウンド・ミッドナイト』のプロデューサーがアーウィン・ウィンクラーだったりして彼の監督作品をどうしても見たくなり『真実の瞬間』のDVDを見た。彼があの『ロッキー』のプロデューサーだったとはつい最近知ったのだが『真実の瞬間』を見て監督としてはとても凡庸な人なのだと結論づけた。
『ロッキー』を見たのはわたしが『純』の準備中。新宿の映画館で見終りわたしはひとりこっそりと泣いた。大粒の涙を流して泣いた。インターネットでアーウィン・ウィンクラーのフィルモグラフィーを見るとやはり彼はプロデューサーとしてはとても優秀なことが分かる。
29歳で見た『ロッキー』をあのとき以来なのでそろそろ見直してみようか。きっとまた泣けてしまうに違いない。余計なことだが『真実の瞬間』のデ・ニーロ扮する仕事のない監督を見ていると身につまされはしたが泣けない。わたしの場合は赤狩りなどとは大違い。自分でこけただけのことだからデ・ニーロのようにかっこいいわけがないのです。