原作は朝日新聞浦和支局同人著『ペンは偽らず──本庄事件』。ビデオのパッケージを見て187日間におよぶ東宝大争議の妥結条件として組合が会社に出させた1500万円がこの映画の製作費の基と知った。なるほど勢いがある。1950年の2月26日大映系で公開された。わたしは封切当時2歳だった。解説の末尾に「この封切りに機を同じくして『どっこい生きてる』が生れるのである。」と書いてあるのですかさずこれもビデオを図書館に予約した。
共産党嫌いからこれまでの食わず嫌いはやめて山本薩夫監督とか今井正監督の映画を真っすぐに見てみる必要があるような気がしている。感心したからといってわたしが共産党に入党することは120パーセントないのだから怖がらずにむかしの共産党(山本監督、今井監督が党員であったかどうかはわたしは知らない)の映画を真摯に受けとめてみたい。