人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『雲霧仁左衛門』と『小説吉田学校』

 前者は1978年わたしが監督第一作『純』をかかえて配給してもらおうと映画界をうろうろしていたころの作品。脚本は池上金男(=池宮彰一郎)。あらっぽい映画だ。
 後者は1983年わたしは2本目の『卍』の封切りを尻目に国際交流基金の派遣でパリ、ナンシーで開催される第2回日本映画週間のために渡仏した年。
 特典映像で山本又一郎とかいうプロデューサーのインタビューを見たがこの山師みたいな人物を少し見直した。学年が一緒で団塊世代だがわたしとは水と油。どこにも接点はないのだが三軒茶屋あたりで苦労しているのが忍ばれ元気でいてもらいたいと願う。
 山本一力という同世代(学年は彼がひとつ下)の直木賞作家の『家族力』という本を図書館から借りて家族でパラパラと目を通した。富岡八幡宮のちかくに住んでいるらしいがわたしはむかしこのお宮で祝詞をあげてもらおうとして社務所の人間を怒鳴りつけて果せなかった。この小説家は3度結婚したようだが頑張り屋さんのようでプロデューサーの山本さん同様わたしとは無縁(山本姓の人とわたしは相性が悪いのだろうか)。
 精神安定剤の副作用だと思うのだが調子があがらない。自分のやりたいことをすこしずつでもやりながら薬はやっぱり減らしていった方がよさそうだ。
by hiroto_yokoyama | 2007-07-09 05:50 | 映画
<< 橋本忍脚本『張込み』をDVDで見た 舛田利雄監督『紅の流れ星』を見た >>