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さすが内田吐夢監督

 図書館から『血槍富士』のDVDを借りて見た。むかし見ていたような気になっていたが本日が初見。「血槍」とは何とも生臭いタイトルだが何だとてもいい人情話ではないかとおしまい近くまで思っていたがとんでもない。最後に片岡千恵蔵(もちろん主演)扮する槍持ちの権八が浪人たち相手の大立回りが待っていた。
 権八の主人・小十郞(片岡栄二郞。当時の芸名は島田照夫だったのか、わたしは不勉強で知らない)が酒の席で酔っぱらい数名に惨殺された。そこにやってきた権八が槍を振りまわして見事主人の仇を討つ。内田監督が数年後に撮った『宮本武蔵』五部作(主演:中村錦之助)を彷彿させるリアリティのあるしかも後味が悪くない殺陣(たて)。
 見終わってすっきりする。骨の太い演出。この映画も必見ですぞ。
by hiroto_yokoyama | 2008-05-05 16:57 | 映画
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