佐久間良子見たさにこの映画を見た。主演は渥美清。封切りは昭和42年6月とパッケージに書いてある。もしかしたら松竹の「男はつらいよ」シリーズとバッティングしているのではないか、とネットで検索してみたら、こちらのスタートは昭和44年。渥美清主演シリーズを始めたのは東映の方が先だったのか。
瀨川監督の映画は1本も見たことがない。監督協会などでお目にかかったこともない。『喜劇 急行列車』を拝見する限り、真面目な方のようだ。生真面目すぎる人には喜劇は向いていないのだろうか。いやそんなことはない。「男はつらいよ」シリーズをたくさん撮られた山田監督はどこをさがしてみても不良っぽさのかけらもない方のようだし森﨑東監督とはなんどかお酒をご一緒したが喜劇よりシリアスな映画をお撮りになるほうが似合っていそうな雰囲気の方だ。
まわりくどい言い方はやめてストレートに感想を述べると途中で何回もDVDをとめようとした。脚本が舟橋和郞(作家・舟橋聖一の弟さん)氏なので「お勉強」のつもりで最後まで見た。というのも舟橋氏『シナリオ作法四十八章』をわたしは何度も読み返しシナリオの授業では教科書としても使わせていただいたことがあるにも関わらず氏がお書きになった脚本の映画はたぶん1本も見ていなかった。
『シナリオ作法四十八章』を思い浮かべながらなんとか最後まで見ることができました。