いきつけの古本屋で『日本建築史圖集』の新訂版というのを昨晩買った。「日本建築學會編 彰國社刊」である。(会社の「社」の字が正確ではない)
わたしの使っている一太郞 文藝の説明では「圖」は「図」の康煕字典体であるらしい。この「圖」のほかにも「学会」が「學會」となっていたり「彰國」社の「社」は文字通り示偏(しめすへん)なのだが左側の「示」が現行の「ネ」(ねへん)の「社」しかこのパソコンにはフォントが入っていないのかどうか分からないが要は左側が「示」で右側が「土」の「しゃ」は表せなかった。 この古本を購入したからといってわたしの生活に直接的にはなんの影響もないのだが『山川 日本史総合図録』の増補版の18ページにある「2 神社建築の形式」や「4 塔の名称」などのように写真に添えて線画がたくさん載っている。「縄文時代の住居跡」から近世の民家・学校・劇場まで見ていると楽しくなる。ま、もっとも映画を撮るときにデザイナーとの打ち合わせには「この壁ははずせるようにしてほしい」とか図面を見ながら話し合うのでそのうち仕事の役には立つかも知れない。そんな実用性を離れてただときどき眺めて見るだけでもいいというつもりで買った。 さいごにこの記事とは関係ないがよく本に「凡例」とあるが恥をさらすとわたしはつい最近までこの「凡例」(はんれい)を「はんれい」と読まずに「平凡」(へいぼん)という雑誌があり当然「ぼんれい」だとばかり思いこんできた。テレビで「みのもんた」とかいう芸人が何だか忘れたが漢字を読み間違えているのを見て「馬鹿だなぁ。何年生きているんだ」とあきれていたがヒトのことは笑えない。わたしは還暦になるまで「凡例」を「ぼんれい」と読んできた。恥ずかしいではありませんか。 この『日本建築史圖集』にも当然、「凡例」がある。この本を手にしてわたしは秘やかに「はんれい、はんれい」と小さく声に出してみたりしているのです。
by hiroto_yokoyama
| 2008-06-14 06:48
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