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油井宏子先生の古文書講座

 今朝は不愉快な思いをしたので気分直しの必要を強く感じた。行きつけの書店が古文書講座を開催するのは今日の午後ではなかっただろうか。参加申し込みはもう締め切ったに違いない。そう思いつつそれでも確認の電話を入れてみるとまだ間に合うとのこと。
 午後2時からたっぷり2時間、勉強してきた。天保七年(1836年)近江の老人の死んだ息子の雇い主への手紙の読み方を習う。題して「息子の死を嘆く父親の手紙」というもの。
 油井宏子『古文書はじめの一歩』(柏書房)という本を図書館から借りたことがあるので油井先生の講義は分かりやすいのではないかと見当をつけていたがわたしの予感はあたった。2時間強の時間があっという間だった。充実した時を過ごせて不愉快な気分はいまや爽快。
 自分のことを「おいら」などと呼んでひとり悦にいっているどこかの趣味人など相手にするよりよっぽど密度の濃い時間を持てた。どうせ長くはない命。タクシー非番の日ほどわたしに貴重なものはないのだ。
 わたしのこのブログ、人様に読んでくださいとお願いしたことはこれまでにないし、これからも他人にへつらう気持ちなど小指の先ほどもわたしは持ちあわせていないことを改めてここに宣言しておく。
by hiroto_yokoyama | 2008-11-29 17:54 | ブログ
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