鶴見祐輔『ウィンストン・チャーチル 苦闘と栄光の生涯』(講談社現代新書)、この人の『バイロン』をたいへんおもしろく読んだのでネットで注文したものが昨日届いた。
ラフカディオ・ハーン『日本の面影』(田代三千稔訳、角川文庫)、白洲正子『謡曲 平家物語』(講談社文芸文庫)この2冊はいきつけの古本屋で購入。 鶴見祐輔『ナポレオン』(潮出版社)、川崎浹(とおる)『過激な隠遁 高島野十郎評伝』(求龍堂)は図書館から借りてきた。 以上5冊をいま読み散らしているのだが、鶴見祐輔の2冊は『バイロン』を読み始めたときのような手応えを感じない。1冊はすぐ図書館へ返しそうだし『チャーチル』は積ん読になりそうだ。 引き込まれたのは最後の『過激な隠遁』。高島野十郎という画家のことをわたしはついこの間までまったく知らなかった。新聞の書評欄かなにかでこの画家の絵と同書の批評を見てさっそく図書館に予約をいれたという次第。 昨晩布団に入ってからパラパラとめくっているうちにむ、むっとページをめくる手が忙しくなってきた。このままでは眠れなくなるので体も本調子でないから読むのを断念して無理に枕元のスタンドを消して寝た。これも図書館に予約した高島野十郎の画集はまだわたしに順番がまわってこないが川崎浹氏の本は買って手元に置いておきたくなっている。ちなみに高島野十郎(もう亡くなっているが)も早稲田大学名誉教授でいらっしゃるらしい川崎氏もともにわたしと同じ福岡県のご出身。もう福岡県とは縁を切った(いや、向こうから切られた)つもりのわたしだが縁というものはそう簡単に切れるものではないのかも知れない。
by hiroto_yokoyama
| 2008-12-08 06:13
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