還暦をむかえ残り少ない時間をどのように過ごすか、という課題にわたしは読んでもどうせ分からないとこれまで敬遠してきた本を尻込みせずにどんどん読む進めようとしている。
きのう3日からスタートした新年の読書は新潮日本古典集成『謡曲集』中巻の『忠度』と『清経』。ただし用心深いわたしはがむしゃらにこの2つに飛びついたのではない。田代慶一郎『夢玄能』(朝日選書)の最終章から読みはじめているが、その章でとりあげられているので、その理解を深めるために苦手な謡曲に手を出した次第。きっかけはどうでもいい。新潮の『謡曲集』上中下、3巻はいつでも読めるように手を伸ばせば届くところに置いてある。