あさ起きたらまず自分のブログを見る。自分のためだけのメモのつもりが、いつのまにか設定をクリックしレポートを覗いてしまうクセがついてしまった。つぎにトラックバックやコメントは? などと手が動く。ブログランキングでなんと60位、え50位! などと我ながら、卑しいというか、さもしいというか、これが56才のむかしなら定年男のすることだろうかと自分で自分をいぶかしむ。
いやこれでいいのだ。映画は見て楽しむばかりではいずれつまらなくなる。評論家みたいなまねをしたくなる。ゴダールもトリュフォーもカイエデュシネマにずいぶんと評論(ブログに毎日載るジャンクやチープな垂れ流し印象批評などとはずいぶん違っていただろうが)を書いた。しまいには自分で撮ってみたくなる。
わたしと馬が合い、向上心をもった若い人とブログを通じて知り合いになりさえすればわたしは3年でつまらない日本映画を韓国や中国や台湾などのパワフルな発展途上の国の勢いのある映画をこえるものを作る自信がある。ブログから日本を変えようとまでは言わない。しかしブログから日本映画を変えよう、とわたしは言いたい。
ブログを単なる欲求不満を発散させる道具だけで終わらせるのはもったいないですよ、そこの人。