6月16日にわがアトリエ・キャットは「最低資本金規制の特例」をうけてわずか10万円の資本金で誕生しましたが、たった2ヶ月で今期(2005年5月末)初年度から黒字になる見通しがたちました。
妻を代表取締役(以後このブログでは公私を分けるために「社長」と呼びます)、長男(22歳、このブログではすでに「エルダー」と書いています)二男(18歳、同じく「ヤンガー」)を取締役に仕立ててたちあげたベンチャーですが、わたしの事業計画が厳しく見積もられたものであったから黒字にできました。 ヒントをいただいたのは藤井孝一著『週末起業』および『週末起業チュートリアル』(ちくま新書427、472)からです。『週末起業』の49ページのおしまいの方に 「…(週末起業は)自分で起こすのですから、自分の好きなように組み立てることができるのです。 たとえば自分が得意なこと、やりたいこと、儲かることだけを担当して、苦手なこと、やりたくないことは、ほかの人にお金を払ってやってもらうことができます。お願いする相手は、いちばん安く引き受けてくれそうな相手を見つけてくればいいのです。 反対に、いわゆる副業でやるアルバイトが儲からないのは、そのいちばん安く、いちばん大変で、いちばん割に合わない仕事を、自分から手を挙げてやらせてもらうことだからです。 自分で仕事をデザインせずに、他人のビジネスの末端で、誰にでもできる単純な仕事をすることを選ぶのですから、当然そうなります」 と書いてあるのですが、あのH.Y.との17年の長きにわたる金と時間の浪費の経験がわたしの場合前提にあるので、藤井さんのおっしゃっていることが砂に水がしみこむようによく分かりました。 わたしのような前提のない起業ははじめてという方は、このくだりをお読みになっても「それはそうだろうが、そんなにうまく行くのかなぁ? 」とお思いになるかも知れません。そんな方はまず『週末起業』を購読なさることをお薦めします。読んでもさらにもっとヒント(映画に限定)がほしいとお考えになる方はぜひ「アトリエキャット・ドットコム」へアクセスして下さい。
by hiroto_yokoyama
| 2004-08-14 10:45
| ネット映画講座
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