前の記事を書いても気持ちがおさまらない。つねづね裁判について思うところを書く。「被害者の遺族の気持ちを考えて」という言葉がやたら目につくが被害者の遺族がくやしくないことなど絶対にないのだから気持ち云々を言い出すと違った方向に行く。家族がもし犯罪に巻き込まれて殺されたらわたしは犯人を自分の手で殺したい。しかしこれは「私刑」で禁じられている。日本はいちおう法治国家(そうだろうかと首を傾げることはままあるが)なのだから仇討ちをするのにわたしは最後の最後まで迷いに迷うだろう。自分の手で捕まえない限り警察が逮捕したのではそう簡単に犯人に会わせてはくれないだろう。会うことができても殺す方法が難しい(武器を携帯しては接見できない)。犯人を自分の手で殺すことを諦めいったん司直の手にゆだねると決めたら犯人の罪の軽重を言ってはいけない。絶対に言うべきではないというのがわたしの基本的な考え方だ。
ご遺族の気持ちはわたしにも分かる。はらわたの煮えくりかえるさまが伝わってくる。けれど「死刑にしてほしい」とか「もっと重い刑を期待する」という言葉を聞くと「ちょっと違うぜ。いやぜんぜん違うよ。そんなこと言うのなら自分で殺しに行けよ! 」といつも感じる。 タクシー強盗事件の裁判員、サラリーマンの田中さん、主婦の関野さん腰縄と手錠くらいで「見せしめのよう」とか「ショック」などと生ぬるいことを言ってはいけない。あなたがたの家族が犯罪に巻き込まれて死んだらあなたたちこそ「極刑を望みます」とほざくかも知れない。あなたたちはそういう人種なのではないですか(違うといいけれど)。
by hiroto_yokoyama
| 2010-02-19 09:06
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